江戸時代にタイムスリップ~旧中筋家住宅~
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スタッフ名:濱口
今回ご紹介するのは、和歌山市内にある「旧中筋家住宅」です。
かつての名草郡和佐組大庄屋の屋敷だったこちらの住宅の主屋が建てられたのは嘉永5年(1852)、ペリー率いる黒船が来航する前年というのですから実際に訪れてみて、御屋敷の歴史の長さと、また、きちんと手入れ管理され美しい状態であることに感動しました。
平成12年から10年かけて保存修理が行われたとはいえ、木材や壁など多くは建築当時のものが使われているということです。
旧中筋家住宅は、敷地の東側が熊野古道に面しており,主屋には、三階の望山楼、紀州藩の役人等を迎えたという二十畳敷きの大広間や、池がある庭に面した表座敷(客間)が備わった大変立派な御屋敷です。
昭和49年(1974)、主屋のほか表門・長屋蔵・北蔵・内蔵・御成門の付属建物が、国の重要文化財に指定されました。
見学していると、これは何?何のため?などの疑問が出てきたり、中筋家?和佐組?など予備知識がなくても大丈夫!
職員の方に屋敷内を案内して頂きながら、詳しく説明を聞くことができました。
お屋敷の外に出て建物全体を、どの角度から見るかによって全然違った印象があり面白かったです。
3階に上がると望山楼からは、東に高積山,北に和泉山脈,西に花山や大谷山を望むことができ、当時も四季折々の景色を楽しんでいたのでしょう。
私が訪れた日は、開けられた窓から風が吹き抜け、とても涼しく感じました。
御屋敷の見学はもちろん!江戸時代に思いを馳せ、心地よい風に吹かれながら窓から山々の景色を見たり、庭の花や木々を愛でたりのんびり過ごすのもいかがでしょうか。
住所 |
〒649-6324 和歌山市禰宜148番地 |
電話 |
073-465-3040 |
観覧料 |
【一般】 100円(高校生以下は無料) 【団体】 80円(20人以上) |
開館時間 |
3月から11月までの間の土曜日、日曜日、祝日 午前9時から午後4時30分まで(ただし、入場は午後4時まで) |
駐車場 |
無料駐車場あり
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