歴史的建造物 不老橋
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スタッフ名:伊藤
休暇村紀州加太から海南方面に40分位車で走った所にある
「不老橋」に行って来ました!
不老橋は、片男波松原にあった東照宮御旅所の移築に際して紀州藩10代藩主であった徳
川治宝(橋が架けられた当時は13代藩主徳川慶福の治世中)の命により、嘉永3年
(1850年)に着工し、翌4年(1851年)に完成したアーチ型の石橋です。
この橋は、徳川家康を祀る東照宮の祭礼である和歌祭の時に、徳川家や東照宮関係の人々
が「御旅所」に向かうために通行した「お成り道」に架けられたもので、
「御旅所」とは、和歌祭りの神輿にのせたご神体が休憩する場所で、神輿の前で相撲など
が執り行われていたそうです。
橋台のアーチ部分については肥後熊本の石工集団の施工で、勾欄部分については湯浅
の石工石屋忠兵衛の製作と推定されているそうです。
江戸時代のアーチ型石橋は、九州地方以外では大変珍しく、特に勾欄部分の彫刻が優れて
います。
橋は平成27年から修復工事が行われ3年前の秋に修復完成しました。
皆様も是非、和歌山の歴史に触れてみて下さい。
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