福井と美味しい日本酒の歴史
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スタッフ名:杉森
こんにちは!
寒い日が続いていますが、若人たちは熱いです。第103回全国高校サッカー選手権大会決勝、前橋育英対流通径大柏が13日に国立競技場で開催されました。奇しくも前回2017年度決勝、前橋育英が初優勝を飾った一戦と同カードとなりました。試合は1-1,前後半、延長戦でも決着がつかづPK戦となります。そして、緊迫したPK戦を制したのは前橋育英でした。喜ぶ前橋育英、崩れ落ちて立てなくなった流通径大柏の最後のキッカー、見ていてグッとくるものがありどちらも優勝あげてもいいのではと思う今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
今回ご紹介するのは”福井と日本酒の歴史”です。白山山系の名水に恵まれ、米どころでもある福井県には数々の酒蔵があり、伝統的な道具や醸造法を守る酒蔵が多い地域です。
30軒以上の酒蔵を有する福井県。昔から米どころとしても名高く、奈良時代に奈良の東大寺の荘園が設けられたこともあり米作りが盛んとなり、今も東大寺に奉納する「お米送り」の行事が残っています。代表的な酒米の一つ「五百万石」の生産量も全国有数だ。
荘園とは・・・奈良時代には人口が急激に増加したため、朝廷は食糧を確保するために「墾田永年私財法」を発布しましたこの法律により、自分で開墾した土地の永久私有が認められ、初期荘園が誕生しまし、野地を占定して開墾したり、他人の開墾した田を買収したりして集められました
東大寺領糞置荘・・・福井市半田町・二上町にある複合遺跡で、奈良時代には東大寺領の荘園とし
て知られています。
東大寺領越前国道守荘・・・越前国足羽郡道守村にあり、現在の福井市街の西方、足羽川と日野川
の合流点付近に位置していました。
奈良県には、日本清酒発祥の地とされる正暦寺があり、福井の酒米を使用し日本酒を作られていたのではないかと推測されます。
日本が世界に誇る高度で独特な製法「並行複発酵」の確立
安定した品質の酒をつくるための技術開発は進み、現在とほぼ同じスタイルの日本酒製造方法が江戸時代中期までに確立します。米のでんぷん質を麹菌の力で糖分に変えていきながら、同時に酵母の力によって糖分をアルコールに変えていく並行複発酵という他に類をみない高度な技術による酒造りを行うという本質は、今も変わることはありません。また、酒造りに最も適した季節である冬の時期に集中的に醸造する方式が定着したのも江戸時代中期と同時に酒造りの専門職集団である杜氏・蔵人が誕生しました。
ちなみに福井で最も古い日本酒を造る酒蔵は、福井市にある「常山酒造」です。江戸時代後期の1804年に創業され、福井市内では最も古い歴史を持つ酒蔵です。↑写真がその日本酒です。福井にお越しの際は是非お寄り下さい。
そんな福井の日本酒と一緒に
福井には美味しい日本酒もありますが、そのお供も負けず劣らず美味しいものばかりです。
・冬の王様”越前がに”
・強烈な匂いがくせになる”へしこ”
・サッと溶けてしまうような”若狭ふぐ”
今回のご紹介は以上になります。
是非とも上記の美味しいものを酒の肴に日本酒を堪能して頂きたい。そんなあなたは休暇村越前三国ですべてが叶えられるのでお越しください、心よりお待ちしております。
「常山酒造」福井県福井市御幸1丁目19-10 休暇村越前三国より車で約80分