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2024.05.27

越前織和室 コラボ企業の松川レピヤンについてご紹介します

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スタッフ名:野口新之介(伝統を紡ぐ部屋)

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2024年3月にオープンしました「越前織和室」。こちらのお部屋は坂井市丸岡町の株式会社松川レピヤン×休暇村のコラボルームです。全部で4室あるのですが、単に部屋が綺麗になったというだけでなく、実はこの部屋には福井のものづくり技術がギュッと詰まっております。
先日、松川レピヤンの子会社のリボン工場である、エイトリボンに行ってきました。「越前織和室」にどのような技術が施されているかをご紹介いたします。

 
越前織とは?
北陸地方では、明治の中頃からリボンの生産が行われおり、大正4年に丸岡町(現坂井市)に織マーク製造の技術を導入され、製造を始めたのが元祖だといわれています。「越前織」は、きめ細かい風合いが特徴で、名刺や賞状、しおり等様々な商品として実用化されています。福井県坂井市丸岡町は、一流メーカー商品の織ネーム(タグ・ワッペン)や、織テープなど全国の7割を生産されています。
その技術は他に、神社やお寺の御守り、マスク、ストラップ、名刺などにも活用されています。
こちらは坂井市丸岡町の「エイトリボン」。前身の「丸岡エイトリボン協業組合」の経営を松川レピヤン社が引継ぎました。国内最⼤の古式シャトル織機でチロルリボン(ジャガードリボン)を織る独特のリボン工場です。
中に入ると様々な織物や機材の展示がお出迎えしてくださっています。色が文字通り色々あってカラフルで、気分も明るくなる玄関です。
工場内はかなり大きな音が鳴り響いています。タテ糸とヨコ糸が往復することでリボンが織られていきます。この動きは紋紙(もんがみ)と織機によって正確に操作されています。さて、紋紙とは・・・?
こちらが紋紙と呼ばれる型紙のような物です。紋紙師と呼ばれる方がその型を作っています。作曲家と楽譜みたいな関係でしょうか。1つのリボンを織るためには100~1,000枚程の紋紙が必要とのことです。
敷地内の「RIBBON'S CAFE」。この日は残念ながらお休みでした。リボンと⼿芸雑貨のショップ&カフェです。ランチやスイーツは勿論、リボンを使ったワークショップも体験できます。
さて、休暇村越前三国の越前織和室。壁の青いアートのような物は越前織で作られています。日本海の青のイメージですが、この青は「ORII BLUE(オリイ ブルー)」と呼ばれています。
富山県高岡市の「モメンタムファクトリー・オリイ」による、鋳造品の特殊着色技術を松川レピヤンが越前織で再現することに成功しました。約15,000本の糸を使用して織り上げられた美しい越前織生地です。
越前織のランプシェード。金糸の量が多いと、織機のタテ糸が切れてしまい織ることがとても難しいそうです。
お部屋番号の標識も越前織。コラボルームということがはっきりと分かるような特別感を出しています。
この客室のオープンは「TEAM坂井・ALL坂井の実現」を掲げ、休暇村から松川レピヤン社に依頼したものです。地元企業の伝統技術でコンセプトルームを作りたいとオファーしたことで、プロジェクトが実現しました。単に「お部屋が綺麗になりました」というだけでなく、様々な技術や素材、思いが詰まっているお部屋というのが少しでも伝われば幸いです。

松川レピヤン社についてはこちらをご覧ください

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