今週は一気に気温が上がり、最高気温24℃になる日もあり日中は汗がにじむような暑さを感じる休暇村越前三国です。
見回りをしていると園地にある草木もあっという間に、にょきにょきと成長し普段見慣れない場所でも花が咲いていました。
桜の枝もうっすら赤い程度だったものがしっかりとした蕾に成長し、遅いと言われている開花も意外と早く桜が咲くのではないかと思いました。
桜が咲くと園地が一面桜一色に変わり春の時期は桜を見に多くのお客様がお越しになられます。
本日は園地内にある桜の種類と見分け方についてお伝えさせていただきます。
山桜(ヤマザクラ)
山間部に自生する桜の総称で、はっきりと分かる色が濃いピンクの花が咲き、樹皮に少し光沢があり横長のスジがあります。
大島桜(オオシマザクラ)
名前の由来は伊豆諸島周辺が発生から。葉は塩漬けにして桜餅の葉に使われています。
ソメイヨシノと似ているが花色が白く葉っぱが柔らかく桜餅の香りが。
樹皮は光沢があり横スジが短い
染井吉野(ソメイヨシノ)
一番よく目にする桜。蕾の柄に少し毛が生えている。葉よりも先に花をつけるのが特徴。
大島桜に比べ花びらが薄っすらピンク色を帯びています。
樹皮は光沢はあまりなく赤褐色。
また、ちょっとした豆知識として桜の花や葉には実は「クマリン」という毒があり、散った花や葉が桜の木の足元に雑草などを生えにくくし栄養を樹木に送る役割をしています。
咲いている内は毒がなく、散ったあと化学反応により毒になるとのこと。私たちの知る桜の良い匂いはこの「クマリン」の匂いなんですね。
毒と言っても人にとっては少量ならば抗酸化効果やその香りが食欲増進を促す"薬"となります。
参考にしていただき今年の桜も楽しんでいただけたらと思います。