「黄道光」がはっきり見えます!!
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スタッフ名:高梨
黄道光(こうどうこう)とは、太陽や惑星の通り道(黄道)に分布する太陽系創成期に惑星や太陽にまとまりきれなかった微小な固体粒子が、太陽の光を受けて淡く輝く現象です。
絶好の星空観察地でないと見ることができない、「星見の聖地」としてのバロメーターともなる
貴重な太陽系空間の輝きです。
夏の天の川はもちろん冬の天の川よりもさらに淡い光なので、都会ではまず見ることができません。都市光の影響のない自然豊かな暗い空の、乾いた澄んだ空気に包まれた時に、しかも月明かりの影響のない夜にだけ見ることができる現象で、裏磐梯ではしばしば見ることができます。
50億年前の、太陽系創成当時の神秘の輝きです。
上の2枚の写真は、休暇村裏磐梯で撮影した同じ写真ですが、下の写真の黄色の矢印が「黄道光」の輝きで、左下の地平線下に太陽が近づいてきた状況で、右の青い矢印は冬の天の川の光芒です。左上のピンク色の線は、春の星座「しし座(Leo)」の星の並びです。
黄道光は、地平線との角度が大きくなる、秋の明け方と春の夕方が見やすくなり、もちろん月明かりの影響がないときに限られます。
皆さんも、貴重な「黄道光」をご自分の目でご覧になりに裏磐梯においでになりませんか!
なお、休暇村裏磐梯の「星空さんぽ」は、3年前より年中無休、毎日実施で臨んでおります。
(天候不良の時は、スライドトークで「裏磐梯の星空」「磐梯山の噴火」などをやっております。)
天文台も、天気の良い日は毎日公開スタンバイしております。
(実際に天文台を公開するかどうかは、その時の見える天体や空の状況により異なり、皆様が一番喜んでいただけるものを優先してご覧いただいております。
裏磐梯で一番人気は、何と言っても、天の川、次が季節の星座案内、続いて天文台で見る月、土星、木星・・・となります。天文台を出し惜しみしているのでなく、裏磐梯の生の星空が素晴らしいのです。)
ちなみに、裏磐梯自慢の天の川をここにご覧に入れます。上から順に、
休暇村の近くの曽原湖から見た天の川(湖面にも映っています!)、
休暇村の玄関先で見た空全体の天の川、(夏は、北の空から天頂、南の空へと続きます!)
客室内から窓ガラス越しに見た天の川(すべての客室から見えます!)
となります。すごいでしょ!!