火山活動の博物館 支笏湖!番外編 〜支笏湖の火山はなぜ直線上
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スタッフ名:濵﨑
皆さま、こんにちは。
本日も当ブログをご覧いただきありがとうございます。
昨日までご紹介してきた支笏湖の火山ですが、じつはその中でも樽前山・風不死岳・恵庭岳は支笏湖を挟んできれいに一直線に並んでいるのです。
これはなぜでしょうか?
実は、火山フロント(火山前線)と呼ばれる火山が形成されやすい地域と重なっているからなのです。
少し難しい話になりますが、太平洋側にある太平洋プレートが大陸側にあるプレートに沈み込む場所があります。日本海溝です。
そこで沈んだ太平洋プレートは、深さ100〜150kmまで沈むとマグマに変わり始めます。ちょうどそのマグマが形成される場所が支笏湖直下なのです。
ちなみに、火山フロントは海溝とほぼほぼ並行に存在しています。太平洋側に火山が少ないのは地下でマグマが生成されないからと言う理由があります!
気象庁HPより引用
少し難しい話でしたが、いかがでしたでしょうか?支笏湖火山の大元のマグマのお話をさせていただきました。
支笏湖直下、人間が足を踏み入ることができないところでにマグマが生成されている場所があるなんてロマンですよね!!