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2022.04.28

今年の砂像はアニメがテーマだ! カッチリ固まる千里浜の砂

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スタッフ名:中條

休暇村能登千里浜がある羽咋市は世界に3カ所しかない、砂浜を車で走ることできる珍しい海岸「千里浜なぎさドライブウェイ(全長8km)」がある場所です。

毎年千里浜では砂の彫刻「サンドアート(砂像)」が制作されます。大きな砂の塊を少しずつ削っていき、砂の彫刻が出来上がります。
砂像を作っているのは、「TVチャンピオン サンドアート王選手権」で優勝経験者。
 
まずは板で囲いを作り、その中に砂と水を入れて上から機械で固める。その作業を繰り返し、固い砂のひし餅を作り、道具を使って、それを削り、身長よりも高い作品から小さい植木鉢サイズのサンドアート作品を作っていきます。
 
風の吹き具合によってどんどんと土が削られますので、いつまでも形あるもの・・・というわけではありません。
 
過去の力作はこちら!
 一番大きい砂像はGWの完成に向けて、現在ラストスパートをかけている最中で、さらにその横にはまだまだ削り始めの作品もあり、出来上がりがとても楽しみです。

一番大きい砂像はほぼ全容ができあがってしまっているので、あえてこちらで写真を載せることはいたしませんが、となりの2点をちょこっとだけご紹介!

 
懐かしいあのアニメ・・・。

年齢がバレるかしら・・・。

アニメと映画で有名になった某作品。

何のアニメかわかるかしら・・・?

大きな砂像は砂が重要!車で走行できるほどカッチリ固まる砂の訳

では海で囲まれた日本には様々な砂浜があるのに、なぜ千里浜海岸の砂浜は車で走ったり、大きな砂像を作ることができるのでしょうか?
 
その秘密は「砂」にあります。一般の海岸の砂を顕微鏡で拡大すると、大きさがバラバラでムラがあります。一方で千里浜海岸の砂は一つひとつの粒が小さく、また大きさが揃っていって角ばった形をしている特徴があります。
 
この砂に適度な水分が混ざると、砂浜がギュッと固く締まり、身長よりも大きな砂像などを作ってもなかなか壊れない安定感が生まれます。

車で走行できる秘密もここにあるのです。

どんな車でも走れるの?

結論から申しますと「走れます」
自動車から始まり、自転車、一輪車、おもちゃの車はもちろん、時よりなんとお馬さん(金沢市内にある乗馬クラブ)なども走っております。
※自己責任でお願いします

走るコツは砂の色、 走り終わった後はお手入れを

ところが地元民が千里浜なぎさドライブウェイを走っていると、よく見かける脱出困難者ならぬ脱出困難車や、「あぁ~そこを走ると、はまっちゃうよ~」と思われるお車さん。
 
ギュと固まるには適度な水分が必要になります。つまり波打ち際を離れ、色が白色のいかにも「乾いています」と主張している場所を走ると、物の見事にはまってしまいます。粒の小ささが今度は逆にタイヤを埋めてしまいます。
さらに、波打ち際のギリギリをと意識しすぎ、波打ち際の波が打ち寄せている上を走行すると、波に足元やタイヤの下の砂をごっそり持っていかれる為、今度ははまる心配ではなく、波にさらわれる心配が出てきます。
 
波打ち際から少し離れ、茶色の砂の上を走ることをお勧めいたします。

また、塩分を含んだ砂浜を走行した車は、車体の底やタイヤを洗ってあげましょう。お手入れを怠ると錆の原因になってしまうかも…。

金沢方面からお越しの際には、千里浜インターからでてすぐそばにある、道の駅「のと千里浜」に立ち寄っていらっしゃるという方法もおすすめです。
なんと車のシャワーが無料でご利用いただけます。 
洗車機ではなく、タイヤと車体底を洗う機械です。
説明をご覧いただき、正しい使い方でご利用ください。
こちらの道の駅にも大きな砂像が設置してあります。
正面、真後ろ、左・右から出来上がるサンドアートは4面すべてで作り出される砂像は一見する価値ありの作品です。

ぜひお越しの際は、グル~と一周いかがでしょうか?
画像1

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