金沢の寺院群と狭い道
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スタッフ名:中條
金沢最大の規模、歴史を感じる佇まいが残る寺院群
休暇村能登千里浜から約1時間ほどのところにある金沢城を中心に、
城の南東にある「小立野(こだつの)寺院群」、
北東の「卯辰山(うだつやま)寺院群」、
南西の「寺町(てらまち)寺院群」と呼ばれる寺院群があります。
かつて加賀藩3代目藩主・前田利常が金沢城城下町に散在していた寺院仏閣を3か所に移転配置しました。
この三か所の総称を「金沢三寺院群」と呼び、それぞれ違った趣を味わうことができます。
上記の写真は、寺町寺院群の有名神社の一つ「妙立寺(みょうりゅうじ)」です。
別名・忍者寺とも呼ばれています。
他にも室生犀星ゆかりの「雨宝院(うほういん)」、天然記念物の大桜で有名な「松月寺(しょうげつじ)」などが点在し、風情あふれる景観を創り出している寺町寺院群はおよそ70もの寺社が集まっています。
夕暮れになると、梵鐘が鳴り響く光景は「残したい日本の音風景100選」にも選ばれ、“静音の小径(しずねのこみち)”とも呼ばれ愛され、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
(↑ 寺町寺院群の散策マップ)
金沢の寺院群を散策される際には、一番訪ねてみたい寺院を決めてその近隣をお散歩されてみてはいかがでしょうか?
金沢城下町の狭い道…。
また金沢の街中といえば、狭い道が特徴的です。
ひとたび、わき道にそれてしまうと、車1台がギリギリ通れる幅だったということも良くあります。
一方通行という道も多く、またある時は、カーブしたり、曲がったりを繰り返すうちに方向感覚が狂い、「あれっ、こっちであっているのかな」と思うこともしばしば……。
……というのも、もともと城下町であり城を中心に道が作られ、前田藩が城を守る前提として計画したのではないかともいわれています。
更に幸いなことに戦災を受けずにすんだ為、昔ながらの道をそのまま改良し、利用しているうえに、片町などの町の中心部は道路を拡幅しようにも両側にビルがはりついており、できないという状態だとか……。
風情があって趣のある街並みですが、お車でお越しの際にはお気を付けください。
細い道の運転が苦手というお客様は、コインパーキングをご利用いただき、公共交通機関のご利用をお勧めしております