北陸新幹線福井開業前日 特急はラストラン
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スタッフ名:野口新之介(別れを惜しむ)
北陸新幹線の金沢―敦賀間の延伸開業に伴い、JR北陸線の福井県内区間の経営は「ハピラインふくいへ」とバトンタッチされました。これに伴って特急「サンダーバード」と「しらさぎ」は敦賀止まりとなり、北陸エリアの走行を終えました。
今年の春は北陸新幹線の話題が大きく取り上げられましたが、毎年この季節は新型車両のニュースの多い時期です。そしてそれと同じくらいの数の列車がひっそりと引退しております。
北陸新幹線福井開業の前日、鉄道マニアの息子と「サンダーバード」と「しらさぎ」の福井ラストランをお見送りに行ってきました。
福井が変わる 北陸新幹線ついに金沢-敦賀開業
サンダーバードでの北陸旅行はあと1年かも。
その日の福井駅はいつもより人通りが多く、しかしながら賑やかな雰囲気ではなく、どことなく落ち着かない空気を感じました。少なくとも私と息子はいつもとちょっと違った感情でディスプレイの映像を眺めていました。
18時頃に入場券を買って福井駅構内へ。列車が出発する度に車内の方に手を振りました。車内からも大きく手を振ってくださる方も多く、それぞれの思いを胸に今日を楽しんでいる様でした。
そして深夜23:52、最後のしらさぎが入ってきました。福井駅最後の在来線特急列車となります。私は大阪で生まれ育ち、就職の為に特急加越(現在はしらさぎに統合)に乗って福井へ来たのが2001年でした。
60年にも続いた福井の特急がいよいよラストランとなり、大勢の人がお見送りに来ていました。涙ぐむ人や「ありがとう~!」と叫ぶ人、息子も私も大きく手を振りお見送りいたしました。
その後セレモニーがホームがあり、福井駅長やJR金沢支社の役員、北陸本線の後を担う「ハピラインふくい」社長、最後の在来線普通列車の運転手と車掌からの挨拶がありました。まるで映画のエンドロールの様でした。
改札を出たのが24時半頃。新幹線開業までのカウントダウン表示が0日になっていました。ついにこの日がやってきました。
改札の外にはハピラインの表示がされており、時刻表や運賃表なども変わっていました。短時間で変身する用意周到さにビックリです。
すでに時間は25時近くになっていましたが、新幹線開業のセレモニー準備に追われる方々。恐らく夜中ずっと作業されていたのでしょう。世の中は誰かの仕事でできていることを感じます。
在来線特急の閉幕と北陸新幹線の開幕。時代の流れを感じる2日間を親子で過ごすことができたのは、貴重な経験でしたし、おそらく息子にとっても一生覚えている様な出来事になったのではと思います。
テレビ局や新聞社などマスコミが何社も来ていました。県内だけでなく、全国ネットの中継もありました。それだけ注目度の高いニュースでした。
そのうちの1件が下記です。よろしければご覧ください。
福井テレビ 【密着】特急ラストラン 60年の歴史に幕