福井が変わる 北陸新幹線ついに金沢-敦賀開業
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スタッフ名:野口新之介(感無量)
北陸新幹線金沢-敦賀間が3月16日に開業し、福井-東京間が乗り換え無し、最短2時間51分で結ばれました。1973年の整備計画決定から半世紀を経て、ついに新幹線が福井にやってきました。福井県内の芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅で一番列車の出発式が行われ、各駅で記念イベントが催され、歓迎ムード一色に染まった、大げさではなく「歴史的な」一日となりました。
休暇村越前三国の鉄道ブログ担当者としては、この歴史的な日を逃すわけにはいかず、早朝から夜まで福井駅界隈でこの空気を全身に浴びることができました。もっと言うと前日深夜、終電のお見送りもさせていただいたので、ホントに忙しい2日間となりました(終電については後日ブログでご紹介します)。
開業日の福井駅は天候にも恵まれ、これまで見たことが無い人波に、そして歓迎の熱さを感じました。新幹線駅の中は大混雑で入場券を買うには整理券を取るために並ばなければならず、駅外側の屋上広場からお出迎えすることにしました。しかし、ここも熱烈歓迎の波で、なかなか近づくことが難しい状態でしたが、それでも私なりに精一杯手を振ってのお出迎えとしました。
福井駅では読売新聞の号外が配られていました。福井駅での出発式の様子がニュースになっていました。出発式が行われたのは6:30頃。号外を手にしたのが8:50頃だったので、新幹線並みのスピード感です。
号外を手にしてすぐに、杉本福井県知事をお見掛けしました。娘が「知事だぁ~!」と声を出すと、知事から「写真を撮ろう」と声を掛けてくださいました(ついでに父ちゃんも)。
空からも歓迎のブルーインパルスが6機登場。このうちどれかに坂井市出身の方が搭乗しているとアナウンスされると、大きな拍手と歓声が起きました。
夕方になり、人波もやや落ち着いてきた頃、整理券を取って駅の中へ入場しました。これまでも金沢から北陸新幹線に乗ったことは何度もありますが、福井で見るとやはり思いが違いますね。
福井駅から発車する新幹線と到着する新幹線をW撮影。福井駅は新幹線の駅の中で日本一小さい駅らしく、おかげで間近で撮影ができます。道路やビル、在来線を考えるとこれ以上広げるのは無理だったのもわかります。
敦賀発の一番列車では「記念すべき一番列車に皆さまとご一緒できて、心より嬉しく思います」と車掌のアナウンスがあったそうです。私が実際に乗った訳ではありませんし、福井発の新幹線に乗車するのは、もうしばらく先になるかもしれませんが、この高揚感に包まれた福井を全身に浴びることができ、私も胸が熱くなりました。敦賀から大阪への更なる延伸には課題が山積みの様ですが、今は首都圏から初めて福井に来られる方に「福井っていいな」という思いを持っていただけるよう、休暇村でも食、温泉、自然、福井のものづくり技術を活かしたお部屋、癒しの空間におもてなしの心に益々磨きをかけたいと思います。これからの福井県、そして休暇村にご注目ください。
北陸新幹線福井開業記念の特別プランを販売します。