ブログ

2023.09.20

嶺北と嶺南では結構違います!-「おさごえ民家園」-

517 view

スタッフ名:杉森

画像1
こんにちは!
休みの日に洗車をしましたが、汗が止まりません。洗車場で隣方も同じように汗だくで、洗車を半ば諦めかけてそうでした。ですが、なんと隣方はトランクから空調服を取り出し、それを着用して洗車を続けていました。やはり、この暑さの中での洗車には準備が必要と感じた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
 
今回ご紹介するのは「おさごえ民家園」です。ここは江戸時代の民家が野外展示されている場所です。さて、タイトルの嶺北、嶺南の違いとは何でしょうか?
豪雪地帯の民家 -嶺北 「旧城地家住宅」-
旧城地家住宅(きゅうじょうちけじゅうたく)は、大野市蕨生(豪雪地帯)に所在した住宅で、城地家は江戸時代には庄屋を務めていました。住宅が建てられたのは、中柱の墨書から、1852年であることがわかっています。茅葺の入母屋造りで、雪深い土地にふさわしく軒の高さが民家園の住宅の中で最も高くなっています。柱や梁は太く、がっしりした造りになっています。欅の中柱は太さが一尺二寸、上屋の梁間は四間と、福井県の古民家としては最大級の規模を誇っています。
若狭地方の民家 -嶺南 「旧岡本家住宅」-
旧岡本家住宅は、若狭町有田に所在した住宅で、岡本家は江戸時代には庄屋を務めていました。住宅が建てられたのは、1784年の墨書と縁の細部の仕様から18世紀前半ころと考えられています。茅葺の入母屋造り、屋根の輪郭は嶺北地方と異なって直線的で、棟の頂(いただき)も丸みを持たず、茅を葺く手順も嶺北地方とは違っています。若狭地方の民家には嶺北地方の民家にある仏間が無く、座敷に仏壇を安置する仏龕があります。
江戸時代の村の景色が
福井に生きた先人たちの暮らしを垣間見ることのできる古民家園です。土蔵や灰小屋、厠などがそのまま移築・復原されています。各家に自由に入ることができ、家の中には昔の家具や生活道具も当時のままに展示してあり、まるでタイムスリップしたかのように昔の人々の暮らしをリアルに感じることができます。また、
今度の9月29日には、「中秋の名月」をたのしむイベントも行われるそうです。ちょっと告知ポスターがかわいかったので写真を撮ってみました。
今回のご紹介は以上になります。福井県といっても嶺北、嶺南とわかれており、建物一つとっても一緒だったわけではなかったみたいです。住んでいる場所、生活様式によって色々違っていたようです。それが一度に体験できる場所ですので、休暇村越前三国にご宿泊の際には是非、お寄りください。園内の景色をなかなか楽しめますよ。
 
「おさごえ民家園」 福井市月見5-4-48 ℡0776-34-3794 休暇村越前三国より車で約60分

スタッフ

Staff blog

PAGE TOP