木を植えています
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スタッフ名:野口新之介(春風が気持ちよい)
越前加賀海岸国定公園内の休暇村越前三国。海岸に面した当館は、全客室から日本海を一望できるのですが、園地の松が松くい虫の被害によって、年々枯れてしまうという問題があります。
「松くい虫」という名前の虫がいる訳では無く、「マツノザイセンチュウ」という糸みたいな小さな線虫が悪さをしているのです。マツノザイセンチュウがカミキリムシの仲間に引っ付いて、カミキリムシが樹皮を食べる際に開けた穴にマツノザイセンチュウが入り込んで、松を枯らすというサイクルです。
先日、休暇村では松の苗木を93本植樹しました。松の植樹は環境への取組みにもなり、また日本海からの防風や防砂の役目も果たしています。
松くい虫の被害は深刻で、植樹しても大人になる前に枯れてしまうこともしばしばです。
園地にはいつの間にかフキノトウが花を咲かせていました。少し前まで雪が積もっていたのですが、すごい生命力だと感じさせられます。確実に春が近づいていますね。
休暇村越前三国の開業は1996年(平成8年)。その頃は松の木が園地と海岸に松の木が覆い茂り、ホテルの3階より上に上がらないと日本海を一望できませんでした。それが徐々に枯れてしまい、今では1階からでも海が見えるようになっています。
休暇村越前三国では、景観を遮らないように、数年かけて少しずつ森を回復させる様、取り組んでおります。