雄国沼ニッコウキスゲ開花状況 ~ 一昨日行ってきました!
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スタッフ名:高梨
ニッコウキスゲの生育密度が日本一、とのコピーが話題の雄国沼ですが、今年の開花状況は? 規模は? どうなのでしょうか?
マイカー規制直前の快晴の6月20日、雄子沢口往復で実際に歩いてきました。
結論を先に申しますと、開花のピークは6月25日前後、規模は、大群落~中群落~小群落のうちの「小群落」でしょうか。
「小群落」でも雄国沼の場合、『今年はいつもより少ないかなあ、でも見れて満足!』といったレベルです。
(↑↑ 上の写真は2022年の中群落の時のものです)
(↓ これは今年6月20日の群落の状況。もう少し増えると思います。)
根拠を申します。
まず開花状況です。
ニッコウキスゲは、一本の花茎につぼみが5~10個でき、それが1日1個づつ咲き、花の寿命は1日限り、と言われています。
(これにはけっこう例外もあり、一つの茎に花が2~3個あるものもあります。おおざっぱな基本の咲き方のようです。)
ですので、平均して一本の花茎に、咲き終わりが半分、つぼみが半分あれば、開花期の中央、すなわちピークと考えられます。(この推定では、完全に咲き終わると萎れた花全部が落ち痕跡だけが残るのでその見落としに注意が必要です。)
この日は、咲き終わりよりもつぼみの方がずっと多く、さらに花はまだで全部がつぼみという花茎も1割ぐらい見られました。
つまり咲き始め、ピークまではあと4~5日ぐらいと判断しました。
次に規模ですが、これはなかなか難しく、言わば『勘』です。
大群落を呈する直前は、湿原の空間全体に、緑のつぼみをたくさん持った花茎がびっしりと準備されます。この日は、空間が少しすけすけでした。
人によってはちょっと期待外れの直前予想かも知れませんが、これは野生の植物群落のことだと言うことにご注意ください。
毎年大群落ということはあり得ません。過密すぎると植物群落に悪影響がでるので植物に自制がはたらき小群落の年ができるみたいです。
そんなわけで、3~5年周期で規模が変動するのです。雄国沼の場合、小群落は数年に一度だけなので凄いことです。
こんな年は、ニッコウキスゲ以外の植物が大群落を形成したりします。
この日は、ヒオウギアヤメが湿原の北側の入口で見事な群落をつくっていました。
2021年は、コバイケイソウの大群落が出現しました。
ちなみに過去のニッコウキスゲの大群落も紹介します。(2013年金沢(かねざわ)峠より)
二ホンジカによるニッコウキスゲのつぼみの食害は雄国沼ではまだ見られていないようですが、二ホンジカ自体は、雄国カルデラ外輪山の外側では見られるようになっています。
雄国沼湿原全体の生態系を大切にすることですね。
どうぞ裏磐梯・雄国沼の豊かな自然に親しみ、楽しみ、保護意識を高めましょう!
※ なお、雄国沼のその他の情報、登山口については、今年5月10日の休暇村裏磐梯のブログをご参照下さい。
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