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2021.07.15

~星の物語④~

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スタッフ名:大西

先日、休暇村全体で実施している『天の川みつけた』プロジェクトに記載されている
宮沢賢治先生の『銀河鉄道の夜』を数年ぶりに読み直し号泣しました(^^;)
読んだことの無い方はぜひ、一度は読んでみて下さい!!!!
 
さてさて・・・今日も星座にまつわる神話のお話をしようと思います!
今回紹介するのは『いるか座』です。
いるか座は夏の大三角のひとつ、わし座(アルタイル)の近くにあります。
それでは神話をお楽しみ下さい♪
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ある所に アリオン という名の堅琴の名手がいました。
アリオンは コリントス という国の王に使えていた音楽家で
琴の名手で有名な オルフェウス と並ぶほど琴に長けた人物でした。
ある日、アリオンは海を渡り、シチリアで開催された音楽祭に出場をします。
アリオンは、その見事な演奏で優勝し、多額の賞金と賞品、高い名声を手にしました。
 
無事に音楽祭も終わり、アリオンは王の待つコリントスへと船で出航します。
しかし、その船の船員がアリオンの賞金や賞品を横取りしようと
アリオンの命を奪おうとします。
 
もちろん、琴弾きのアリオンに勝ち目などありません。
アリオンは「最後に一曲だけ琴を弾かせてほしい」と船乗り達に頼み、琴を弾きます。
 
アリオンの琴の音色は、海の生き物や船乗りでさえ聴き惚れるほど美しいものでした。
演奏が終わると、アリオンは海に身を投げます。
すると、演奏を聴いていたイルカたちが背中でアリオンを受け止めます。
イルカたちはアリオンをそのまま背中に乗せ、無事にコリントスへと送り届けました。
その後、アリオンから事情を聞いた王は船乗りたちに罰を与え
アリオンを助けたイルカが星座になったそうです・・・。
 
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画像1
以上がいるか座のお話です。
イルカもアリオンを助けてしまうほどの琴の演奏・・・聴いてみたいですね(^^)
ちなみにアリオンは実際に実在した人物なので、もしかしたら何かイルカとの関係が
このお話になったのかもしれませんね!!

前回『~へびつかい座の物語~』

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