天然の着火剤 松ぼっくり
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スタッフ名:瀬尾
先週でようやく雪が終わり、春らしい気候になってきました。
なので、園地内を散策していると・・・
園地内入り口付近にて、たくさんの松ぼっくりが道端に転がっているのを発見しました。
「この時期に松ぼっくり?」と不思議に思いましたが、調べたところ松ぼっくりは春に受粉、夏に緑色の実がなり秋に茶色くなるそうで、そこから冬を越して次の年に立派な松ぼっくりが出来るそうです。
つまり、松ぼっくりは秋のイメージがありましたが、この時期に落ちていても特に不思議なことではないようです。
実が茶色くなると、風によって落ちていくので、茶色くなる秋に地面に落ちているのをよく見かけます。
ところで、バーベキューやキャンプにお越し下さる皆さまは、松ぼっくりはよく燃えるという話を耳にしたことがあると思います。
実際に、松ぼっくりの樹脂はよく燃えるので着火剤として利用できます。松ぼっくりの形状も隙間が多いので、空気の通りが良いことも燃える要因になります。
・大きい
・傘がしっかりと開いている
・乾燥している
上記の特徴のある松ぼっくりが着火剤に適しています。
<注意点>
園地内に落ちている松ぼっくりは火起こしなどに使用できますが、あくまで自然と地面に落ちたものに限ります。
木の枝を折ったり石などを投げて実を落とすなどの実を入手する行為は国定公園のため禁止しております。
道路に落ちている実を拾う場合は、車が来ていないか常に安全確認をしながらお願いします。
おそらく風により枝が折れて落ちたもの。
自然に落ちたため、こちらは問題ないです。