サッポロマイマイ
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スタッフ名:中崎
皆様こんにちは。
休暇村支笏湖のブログをご覧いただきありがとうございます。
みなさん、「サッポロ」の名前がつくカタツムリがいるのを知っていますか。
今回は、北海道に分布している、「サッポロマイマイ」についてご紹介します。
よくカタツムリは、コンクリートや紫陽花の葉っぱの上にいるイメージですが、
サッポロマイマイは低山地~山地に生息しており、高い所を好みます。
木の上によくいる、樹上性のカタツムリだそうです。
殻は淡い黄白色で、一般的に茶褐色の帯が3本あり、殻は厚くて硬いです。珍しいですが、帯の無い個体もいます。個体数は多いですが、準絶滅危惧種に指定されています。
こちらがサッポロマイマイです。
他にも北海道には、「ヒメマイマイ」や「エゾマイマイ」などがいます。
ヒメマイマイは、サッポロマイマイに対して、視覚的に地面付近に多いです。
殻質は薄く、色帯の有無や地域によって殻の大きさや殻の高さなど形状の変異があります。
エゾマイマイは低山地~山地に生息する北方系のカタツムリで北海道最大種です。
薄暗く湿った山林の落ち葉下や、下草など地表付近に多く、
殻は大きく膨らみ、薄くはないが割れやすく、色は黄褐色~黒褐色などで、色帯は2本明確な個体や欠ける個体があります。
カタツムリにはそれぞれ、渦の巻き模様や殻の形や殻の高さが違うので、
カタツムリを見つけたら、是非、どの「マイマイ」なのか見てみてください。
北海道生物図鑑より引用