旅行記

2022.09.23

みちのくひとり旅34 荒嶋神社

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スタッフ名:吉田

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みちのくひとり旅 前回記事はコチラ

今回紹介するスポットは、南三陸町志津川にある神社、荒嶋神社です。
ここ休暇村気仙沼大島から車で約40分の場所にあります。
 
この荒嶋神社は名前の通り「荒嶋」という離島にあります。しかし離島といっても陸地(本土)から100m程しか離れておらず、地図上では完全な離島ながら防潮堤で繋がっており歩いて渡ることができます。
ここ荒嶋には昔弁財天があり、地元漁業者の信仰を集めていました。近年はその弁財天は廃絶してしまいましたが、昭和12年に防潮堤が完成し歩いて渡ることができるようになるとタブノキの原生林が見られる洋上公園として近隣住民に親しまれてきました。
その後昭和35年のチリ地震津波で本土の本浜地区の金刀比羅や八大龍王の石碑が被害を受けたことからこの荒嶋に昔あった弁財天跡地に遷座し作られたのがこの荒嶋神社です。
タブノキの原生林に囲まれた参道を歩いた先にこの荒嶋神社はあり、一見すると小さな離島にあるとは思えない雰囲気の神社です。
昭和62年には全長10mの大鳥居が建立されましたが、先の東日本大震災の津波により基礎を残して損壊してしまいました。
損壊後も漁民からの信仰の篤い荒嶋神社の大鳥居の再建を願う声が高く、令和元年に新たな全長5mの二代目の大鳥居が建立されました。
現在でも津波によって損壊した初代大鳥居の基礎が残されており、津波の破壊力の凄さを物語っています。
 
皆様も是非この東北の津波を幾度となく乗り越えて復興したこの荒嶋神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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