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2023.10.26

寒い夜は、にごり湯や炭酸泉でホッ と温ま~る

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スタッフ名:筒井

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急に秋めいてきて、夜は肌寒いくらいの今日この頃。
こんな季節は露天風呂や温泉などで、の~~~~んびり体を休めてみたいものです。

当館には天然温泉はございませんが、リピーター様方に熱烈な支持を頂いている人気のお湯があります。
今回は、意外とあまり知られていない、休暇村伊良湖の3つのお湯をご紹介いたします。


 
設えの異なる、二つの大浴場
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休暇村伊良湖の大浴場は、
 露天風呂 +内湯 の『満月の湯』と
 半露天風呂+内湯 の『三日月の湯』の二つ。
 
この二つの大浴場が毎日、男湯・女湯で入れ替わっています。ご旅程が許せば是非、夜だけでなく朝風呂もご利用ください。夜と朝で異なる二つのお風呂をそれぞれ楽しむことができます。
 
二つの大浴場は形状(構造)こそ異なっていますが、中のお湯はどちらも同じ3種。外湯に「にごり湯」と「炭酸泉」、内湯に「月替わりの季節の薬湯」、が設けられています。

 

■■ 一、 にごり湯 ■■■■

にごり湯は、淡く乳白色ににごって見えるお湯です。
ホワイトイオンバス、シルク風呂、マイクロバブルバスなどとも呼ばれるもので、ふわっと柔らかな肌触りと、微かに聴こえるピチピチという泡の弾ける音が特長的です。
この白さの正体は、大量の、ミクロの気泡。微細な気泡やその泡がはじける際の超音波が全身をマッサージしてくれるのだそうです。気泡が割れる際にマイナスイオンも発生しているそうで、滝の近くのような清々しい空気をたっぷり浴びながらとめどなくリラックスできます。

天然温泉ですと、種類によって効能はありがたいのですが、肌が弱めな人間にとっては不得意な泉質があったりもするもの。私にも、一部の温泉には付き合ってくれない友人がおります。
その点、このホワイトイオンバスの成分は普通のお湯+超微細な気泡。皮膚への刺激が強めの化学成分などは入っていませんので、お子様やご高齢の方の肌にも安心です。

3種の湯の中では一番温度を高めにしてありますので、露天(半露天)ならではの ”顔に当たる冷ややかな空気” と ”血を湧き立たせてくる湯の熱” とのコントラストを楽しみたい時はにごり湯へどうぞ。

上記にごり湯の画像は、左二つが三日月の湯、右の三つが満月の湯です。


 

■■ 二、炭酸泉 ■■■■

にごり湯の隣にあるのが、炭酸泉。
先ほどとは打って変わってただ透明なお湯、に見えますが、よくよく目を凝らすとプププププ、と浮き上がってくる小さな泡が。ただ、小さな、といってもにごり湯の気泡よりはまだ大きめです。
目が慣れてくると、浴槽全体、そして自分の体にも、時間が経つにつれてピッシリと、夥しい数の気泡が付着していることがわかります。

この炭酸泉は、炭酸ガスが溶け込んでいるお湯。気泡がプクプクしているのでラムネ湯、なんて呼ばれることもあるそうです。実は肌などにくっついてくる泡は、お湯に溶けずに残ってしまった炭酸ガスなのですとか。お湯の効能としてより重要なのは、溶けていないプクプクよりも、溶け込んで目に見えていない炭酸ガスの方。
近年ではフィットネスクラブ、医療機関、介護施設、エステティックサロンなどでも導入され、活用されているこの「炭酸泉」。効能は様々だそうで…

●血行促進…肌から吸収された炭酸ガスの血管拡張効果によって、血行が促進。冷え性や肩こり、腰痛の緩和に繋がったり、血圧と血糖値も下げてくれるそうです。

●疲労回復…体の基礎代謝が活発になり、関節痛や筋肉痛の原因でもある乳酸が減少するので回復が早まります。この効果を期待して、トレーニング後に炭酸風呂を利用するアスリートも増えているのですとか。

●美肌効果…炭酸泉は真水と違い、pH4.5~5の弱酸性。これは人の肌とほぼ一緒の数値のため、普通のお湯のより肌の荒れなどに優しく、保湿性もあるのだそうです。

炭酸泉は、温度を上げる程に炭酸が飛んでいってしまう性質のお湯なので、3つの湯の中で一番低温にしてあります。にごり湯の熱さに少しのぼせてきた時や、美容&疲労回復効果を長く楽しみたい時などには、この熱すぎない「炭酸泉」でごゆっくりお過ごしください。

上記炭酸泉の画像は、左二つが三日月の湯、右の三つが満月の湯です。


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■■ 三、 月替わりの季節の薬湯 ■■■■

最後にご紹介するのは「内湯」。3種のお風呂の中で一番大きい浴槽です。旅先ならではの広い浴槽は、幾つになってもテンションが上がりますよね。
当館ではこの内湯を、『薬湯歳事記』に則った、季節の薬湯にしています。

「薬湯」は、端午の節句の菖蒲湯や冬至の柚子湯など、四季の暮らしの中で親しまれてきた日本古来の入浴法です。自然の恩恵を活かした先人の知恵は理にかなったものだったようで、近年ではその効果が実証されるなど、季節折々で注目を受けています。
月ごとに別々の、薬湯にするための素材をほんの少し湯舟(布袋等)に入れておりますので、季節感や先人の知恵などの雰囲気をお楽しみいただけましたら幸いです。

例えばこれからのシーズン、
●十一月の蜜柑湯
 …干した蜜柑の皮(漢方薬でいうところの「陳皮」)を使います。湯冷めしない温熱効果と、美肌効果。
●一月の松湯
 …松の葉を使います。松の精油成分には血行促進効果があり、冷え性や疲労回復に効果。

などの薬湯が予定されています。(内湯の壁にその月の薬湯の案内を掲示しておりますので、湯舟で温まりながらのんびりご覧ください。)

 
一月 松葉湯
二月 大根湯
三月 蓬(よもぎ)湯
四月 桜湯
五月 菖蒲湯
六月 どくだみ湯
七月 桃の葉湯
八月 薄荷(はっか)湯
九月 菊湯
十月 生姜湯
十一月 蜜柑湯
十二月 柚子湯
お助けツールもご用意しています。お気軽にご利用ください。
備付のお風呂椅子では低すぎたり、背もたれがないと困る方用に、長めの脚のイスも浴場にご用意しています。
おむつが取れないお子様は湯舟には入れませんが、シャワーブースで使えるベビーバス、ご用意しています。


大きいお風呂の入浴は、春夏秋冬いつでも最高ではございますが、やはり寒さが増すほどに格別の喜びと充足感がございます。これから冬に向けてのシーズンが一番、お風呂でのホッとな一時をこの上なく満喫できる期間と申せましょう。

休暇村伊良湖の大浴場は日帰り入浴を行っておりませんため、大浴場をご利用いただけますのはホテル・コテージ・キャンプ場のいずれかにご宿泊の方のみでございます。
ご宿泊でお越しの際は是非! 是非!!
食事の前後に、卓球でひと勝負の後に、コミックに没頭し首肩が痛み出した際に、夕日や星を眺めてかじかんできた時に、そして、起き抜けの一番風呂に。
大浴場の3種のお湯で、心身ともに、バッチリ! しっかり! リフレッシュなさってください。

様々なご宿泊プランをご用意してお待ちしております。プラン紹介

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