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2019.10.15

自然現象は時に超常現象ぽかったりする

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スタッフ名:阪上

休暇村蒜山高原にあるとある建物の縁の下。ここは月面でも何でもない^^;
数えきれないほどのクレーターらしきものが点在しているのだが
その直径は10~30mm程度と小さなものである。
誰が何の目的にと想像をふくらませたいところであるが
これは英名「ant lion(アリのライオン)」の巣・・・といえばカッコイイか!
蟻地獄ことウサバカゲロウ類の幼虫とその巣なのである(写真は死がい)。
小さな頃、祖父に連れられ縁日のお祭りに出かけた神社の縁の下で初めてそれを見つけた。
巣もさることながら掘り起こして出てきた虫の容姿にマジでエイリアンか何かだと衝撃を受けたw
鬼子母神のお祭りであったことも影響してか
蟻地獄という名前にも小さな私は大いにビビったのである!
好奇心だけで探究心のない私はそういうものに出会うと必ず採集したくなるクソガキであった。
ちょうど夏休みの研究で、やはり祖父と海にでかけて名も知らない綺麗な小魚を採集しまくって帰宅したものの、
水道水を張ったバケツにそれを入れると
プチッ、プチッっという音とともに魚たちが浮いて動かなくなった・・・とてもショックだったw
その経験をもとに海水魚と淡水魚、魚の暮らしている水の濃度の違いなどを知った訳だが
研究課題がほぼ水の泡とかしたのはいうまでもない(ゴメンナサイお魚さんたち)。
蟻地獄との出会いはちょうどそんな時に訪れたのであった。
記憶をたどる・・・
2~3年かけて成虫化し、6月に孵化がはじまると7~8月にウサバカゲロウになる
罠にかかるアリなどは1ケ月に1匹程度(それでも死んだりしない)
巣の傾斜は湿り気で角度を変え、微妙にエサが登りきれない角度を維持している(実験では50%近く逃げていた、笑)
エサが逃げ出そうとすると下から小石を投げて巣の壁を崩し獲物を逃がさず捕えようとする
これくらいしか思い出せないw
にしても懐かしい。
まだ見ぬ孫の驚いた顔を想像し自身の顔が思わず緩んでいたのであった。

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