だいせん登山道の最新情報~大山の積雪状況は?~
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スタッフ名:久保昌之
11月20日(水)現在の大山の夏山登山道の最新情報をお知らせ
午前8時の大山寺の天候 くもり 気温3℃ 微風
午前10時の山頂の天候 ガス 気温-3℃ 微風
暖冬と言われながらここ二日ぐらいで一気に寒くなりました。
結局のところ紅葉も初冠雪もおよそ2週間程度遅れましたが、
ようやく冬らしくなってきました。
完璧な西高東低の気圧配置で
全国各地で初雪の便りが聞かれるようになりました。
4合目手前付近から所々に雪が見え始めましたが、
稜線に出てもさほど風が強くなかったために
体感温度はせいぜいマイナス5℃程度でした。
登山道の危険ヵ所はありませんが、
まだ雪がうっすら程度ですので、
アイゼンを履くと下駄を履いて歩くようなもので、
非常に不安定になります。
また岩の上を歩くと非常に滑りやすくなり、
逆に危険です。
山歩きの基本どおりに歩けば
問題なく登れる程度の雪です。
体が前に倒れたまま登っていると
後ろ側の足が滑りやすくなりますし、
膝の負担が無駄にかかってしまいます。
今の時期に注意することはまず装備の中でも服装です。
必ず冬山装備での登山を心がけてください。
それもただたくさん着ていればいいものでもありません。
山の服とか道具はそれなりに意味があります。
それを理解したうえで冬山においでください。
またこれからの時期は午前中に暖かくても
一気に午後から気温が下がったり、
天候の急変もありえます。
天気予報は必ず目安程度に考えて、
一番大切なのはその時の天候と本人の体調です。
冬山は決して無理をしないで、
余裕があるうちに途中でも下山しましょう。
特に今年は6合目避難小屋も
山頂避難小屋も工事中で「緊急避難小屋」の
役割が機能しない可能性が充分に考えられます。
そのあたりも鳥取県から確実な指針なり
内容がが出ていませんので、お気をつけください。
登山というのは楽しいスポーツですが、同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。
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