日蓮上人ゆかりの地 ~清澄寺~
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スタッフ名:乾
日蓮宗の宗祖である日蓮上人は、現在の鴨川市で生を受け、そのことにちなんで建立されたのが「誕生寺」でした。幼少期を安房地域で過ごした日蓮上人ですが、12歳の時には同じく鴨川市の山奥深くにある「清澄寺」で修業をされました。
若き日の日蓮上人は「日本一の智者とならん」ことを祈願され、以来勉学に励み、各地での遊学を経て、やがて日蓮宗の礎を築いていくことになります。
現在は車でアクセスできますが、それでもなお町中からは隔離された山深い場所だなあと実感することができます。
日蓮上人の銅像。見渡す先には房総の山並み、そして遥か太平洋が広がります。
ご神木。写真では伝わりにくいかもしれませんが、高さが47m、幹回りは15mもある立派な杉の木です。樹齢は800年にも及ぶそうです。
展望台からの眺め。房総の山並み、そして太平洋を望むことができます。ここがいかに山深い中に立地しているかを実感できる場所でもあります。
心配事や悩み事などを吹き込んだ玉を石に打ち付けて割ることで、厄を払う「厄割り石」。境内の一角に設けられていました。
ここ清澄寺はかつて極真空手の創始者大山倍達(おおやまますたつ)さんも修行をしたことがあるそうで、記念碑がお寺そばに設置されています。今では海外からもこの石碑を一目見ようと訪れる方がいらっしゃるそうです