旅行記

2023.11.20

みちのくひとり旅106 釜石市立鉄の歴史館

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スタッフ名:吉田

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みちのくひとり旅 前回記事はコチラ

今回紹介するスポットは重工業の街、釜石の発展の歴史を展示する博物館、「釜石市立鉄の歴史館」を紹介します。
ここは岩手県釜石市の釜石湾が見渡せる場所にあり、休暇村のあるここ気仙沼から約1時間弱の場所に位置します。。

この鉄の歴史館では日本初の洋式高炉で鉄の連続生産に成功した「近代製鉄発祥の地」である釜石の製鉄の歴史や功績を世に伝え残すために昭和60年にオープンした施設です。

日本初の洋式高炉・橋野鉄鉱山はコチラ

館内は1~4階に展示があり、入り口から入るとすぐに日本初の洋式高炉である橋野鉄鉱山の高炉を原寸大で再現したシアターがあります。
このシアターでは当時の鉄づくりの様子や釜石の発展の歴史を映像と迫力満点の音と光で学ぶことができます。
1,2階では日本における鉄文化や近代製鉄の発展、製鉄産業と釜石の発展などの展示がされています。
3,4階はフランスより運び込まれた高さ12m、幅16mのアンモナイトレプリカの特別展示となっています。

また4階には釜石湾の絶景を一望できる展望テラスがあり、世界各地から輸入される鉄鉱石や石炭、出荷される鉄製品などを運ぶ貨物船の様子を見ることができます。
敷地内には日本で3番目の鉄道として開業した釜石鉱山から釜石製鉄所への鉱石を輸送するための鉄道で使用されていた釜石鉱山鉄道C1 20形蒸気機関車や鉄の原料となる鉄鉱石、接触変成岩の一種で鉄やアルミニウムなどの金属分に富む鉱石である「スカルン」など釜石の製鉄に関わるものが展示されています。

皆様も是非三陸を訪れた際には日本の近代化に多大なる貢献をした「近代製鉄の発祥の地」である釜石にある鉄の歴史館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
きっと自然豊かな三陸が現在に続く日本の近代化の重要な1ピースになったことを知ることができ、その旅の思い出はいつまでも残り続けるはずです。

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