田中浜のクロマツ、ぐんぐん伸びてます
1,412 view
スタッフ名:勝田
ここ数日は気温がグンッと上がってぽかぽかしてきたと思ったら、突然みぞれが舞い冬に逆戻りするような天気が続いていますが・・・
ここ気仙沼大島にも春の足音は確実に近づいているようです。
海ではイサダ漁、陸ではツバキやサザンカの「紅色」が気仙沼に春を告げてくれるそうです!楽しみですね^^
三陸沖に面しているここ気仙沼には、潮風に吹かれながらも逞しく生育する植物が多く見られます(ビャクシンやハマナス、ツバキなど)
これらの海のそばでも育つ植物の特徴は葉っぱにあり、潮の塩分から体内の組織や水分を守るためにとても厚く硬かったり、テカテカしていたりします。特に砂浜でも生育できるものは「海浜植物」と呼ばれ、海岸の緑化にも用いられています。
休暇村のふもとに広がる田中浜では、被災した防災林を再び造成するため堤防の背後にクロマツが植栽されています。
クロマツもまた海岸でも生育できる樹木の一つであり、塩分に強い樹木として砂防林や防災林として用いられています。成熟したものは潮風に逆らうように太くうねった幹や枝を伸ばします。
現在は植えてまだ間もないですが、ゆくゆくは堤防の後ろに大森林を構成していきます。
現在は腰ほどの背丈となり今もすくすくと幹や枝を伸ばしていますが、防災林として十分に機能するには更に数十年程の時間が必要だそうです。
付け根から二枚の葉が出ているため、アカマツとともに「二葉松」と呼ばれています。クロマツは葉が硬く、アカマツは柔らかいという違いがあります。
砂浜と裸地が広がる田中浜。いつかは緑と木陰に囲まれた憩いの場に・・・