ミーキョン ミーキョン ケケケケケ・・・・
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スタッフ名:小森克敬
明日から6月。ホテル周辺の緑はどんどん濃さを増しています。高原を彩る花は、ミズバショウやヤマザクラからズミ・そしてレンゲツツジへ。野草園ではクリンソウが佐久始めました。
ミーキョン ミーキョン ケケケケケ・・・・
という、チョッと変わった声が聞こえてきます。誰の声かと言えば
エゾハルゼミ
エゾハルゼミは冷涼な地域の落葉広葉樹林に生息し、平地のセミよりひと足早く(鹿沢では)5月後半から鳴き始め高原に初夏を告げる風物詩。今年は5月24日頃から、その声が聞こえてきました。
「ミーキョン ミーキョン ケケケケ・・・・」が聞こえてくると、季節の移ろいを強く感じます。
お天気の良い日は1日中鳴いている印象が強いのですが、曇天は省エネ運転。雨の日はほぼ鳴きません。数年間地下で生活した後、地上での寿命は20日前後なんだそう。出来るだけいいお天気の20日間を過ごしてほしいと願わずにはいられません。
👆 の画像は2021年の5月29日。23時前にホテルの玄関から徒歩1分の場所で撮影しました。これぞ生命の神秘。シャッターを押すのを忘れて(忘れてないけど)長時間、見入ってしまったのを、今でもはっきり憶えています。
昼間の明るい時間帯に、抜け殻が沢山くっついている木を見つけておき、暗くなってから確認すると羽化に出会える可能性が上がると思います。あと2週間ぐらいのお楽しみでしょうか。
毎晩19時45分から実施している「夜のお散歩会」
運が良ければ、生まれたてに出会えるかもしれません。
→5/30の夜は見られました!