だいせん登山道の最新情報 ~ 大山山頂気温は17℃
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スタッフ名:久保 昌之
9月10日(金)現在のだいせん夏山登山道の最新情報のお知らせ
午前8時の大山寺の天候
晴れ 気温21℃ 無風
午前11時過ぎの山頂の天候
雲の中 気温17℃ 微風
登山道の崩れたところ、危険ヵ所はありません。
随分と涼しくなり、特に西日本では
8月始めの台風が3個まとめて接近した頃から、
夏らしい暑さはほとんどなく、
山頂からの景色もきれいに見えたのは
数えるぐらいしかありませんでした。
山頂付近も8月に比べてかなり涼しくなり、
山頂で長時間休憩する際は
羽織る上着があったほうがいいと思います。
こんな時に役立つのが「雨具の上着」です。
荷物を出来るだけ減らしたい場合は、
今の時期は雨具を防寒具の代用で
使ってみてください。
大山においては
かなりの強風が吹くことがしばしばあるので、
ポンチョでは風をはらんで転倒する危険性があります。
従ってこれから雨具の購入を検討される方は、
”上下セパレートタイプのゴアテックス”
がいいと思います。
ただ少し高額ですが、その価値はあると思います。
秋になったと感じるのは、
特に雲を見上げるとよくわかります。
夏は入道雲がすぐに思い浮かびますが、
これは「積雲」とか「積乱雲」の
俗称でかなり高い位置までモクモクと沸き上がります。
中には高度12000メートルにまで達するものもあります。
(ちなみに飛行機が飛ぶ高さぐらいです。
富士山の2~3倍ぐらいの高さ)
では秋の雲と言えば
「ひつじ雲」「うろこ雲」「いわし雲」などが
まず思い浮かぶでしょう。
形が変わりやすいので、その時の形によって
呼び名も変わってきます。
ひつじ雲は「高積雲」といって高度3000mから5000m前後、
うろこ雲は「巻積雲」でひつじ雲より上、5000m以上に出来ます。
腕を伸ばして人差し指の先に入るぐらいが「うろこ雲」で、
それ以上が「ひつじ雲」のおよその目安です。
どちらも天気がやや下り坂の時に出やすい雲で、
およそ6時間から12時間後ぐらいに
天気が崩れてくる目安にされるといいでしょう。
ただ雨が降るか、曇のままかは、
その時の状況で変わりますのであくまで目安です。
山頂台地の花も随分と減ってきました。
目立つのは濃紫色の「トリカブト」(画像番号⑮⑯)ですが、
花びら、葉、茎、根っこの
”すべてが毒”です。
いわゆる「全毒」と言われます。
ただ神経性の毒なので、
ミツバチにとっては花の蜜は大好物のようです。
(人間と昆虫では神経の構造が根本的に違います。)
興味本位で触らないようにお気をつけください。猛毒です。
工事がやや遅れていましたが、
烏ヶ山のキャンプ場(ヤブ漕ぎルート)からの
登山道は森林保全の工事が9月半ばから始まりますので、平日は通行を
控えてください。土日祝日は工事が休みのため通行可能です。
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日本山岳ガイド協会
認定登山ガイド(自然公園指導員)
久保昌之
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