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2023.07.04

クラフトフェアまつもと2023とは?楽しみ方とおすすめ駐車場

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スタッフ名:小田桐

クラフトフェアまつもととは
毎年5月(土日2日間)に全国各地から作家さんたちが出展し、多くの方が松本市に集まる日本最大級のクラフトフェアです。
 

クラフトフェアまつもと2023

クラフトフェアまつもとの歴史と内容
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1984年に「作品発表の場をもたない個人作家さんを応援するため」に始まった展示販売会で、今年で39回目を迎えました。出展作品は、陶器だけでなく、木工品、染め織りもの、ガラス細工、金属製品などジャンルも様々。マフィンやカヌレやミートパイなど食べ歩き用のフードも充実しています。

開催場所の「あがたの森公園」は、松本駅より徒歩20分(無料シャトルバスで10分)ほどのところに位置します。公園内に作家さんのテントが並び、歩いているだけでもわくわくしました。
こちらのイベントは、どなたでも出店できるというわけではなく、事前に作家さんの選考審査があり、審査を通過した方だけが出展することができる特別なものです。2023年は290組ほどの出展がありました。
61,000平方メートルの敷地内で出会う作品
クラフトフェア開催の1か月ほど前になると、出展する作家さん情報がHP上に掲載されます。しかし、公園内のどこに、どの作家さんが出展するかは当日まで内緒です。というより厳密には、ほとんどの作家さんが当日の朝に、公園内の好きな場所を見つけて、そこにふさわしい展示方法で作品を並べるので、クラフトフェアの主催者側もわからないそうです。ですので、半ば彷徨いながら広い公園内を歩きます。

目的の作家さんがいる場合は、その方のインスタグラムを予めフォローしておくと、当日の朝に「私はここです~」「池の近くです~」という感じで、作家さんが自分の位置情報を流してくれるので、私はインスタグラムを頼りに作家さんのテントを探し当てました。

彷徨いながら歩いて見ていると、最初は気にならなかった作品が気になったり、自然と惹かれる作品が似ていたり、あえて出展場所を決めないからこそ出会える一期一会の面白さにも気づかされます。

ちなみに今年は5月27日(土)10時~17時、5月28日(日)9時~17時の日程で開催されたのですが、作家さんによっては自身の展示準備が完了次第、時間を待たずに販売開始を始めてしまう方もいらっしゃるので、少し早めに公園に行ってみてもいいかもしれません。実際、公式サイトでは10時スタートとなっていましたが、9時半頃には商品が完売している作家さんもいらっしゃいました。
クラフトフェアまつもと「楽しみ方」
もし前泊可能なら、当日の朝からではなく金曜日に前乗りすることをおすすめします。当日は松本市内の渋滞だけではなく、上田市など隣接する市町村、県外からも車で来られる方が多いので、会場までたどり着くのに時間を要します。マイカーで遠方からお越しの場合は、この日だけは少し早起きを頑張りましょう。

会場のあがたの森公園の周辺には、美術館やカフェも多く建ち並びます。少し早く到着した時には、カフェで朝ごはんを楽しんでもいいと思います。おすすめは「栞日」というカフェです。正式には書店兼カフェです。松本市内は個人経営の素敵なカフェが多いですが、10時や11時オープンが基本です。そのような中で栞日さんは朝7時オープンでした。
 
余談ですが、栞日さんは環境配慮した取り組みにも積極的で、テイクアウト用の紙カップ(バタフライカップ)希望者はドリンク50円追加で利用でき、一方でマイボトルを持参した方(あるいはお店で無料貸し出ししているマイボトルを利用してくれた方)には割引対応、といった形で多くの人が集まるクラフトフェアにおいても、街のごみを極力減らそうという取り組みをされていました。

「誰かが使ったボトルを利用するのは少々抵抗が。」という方も中にはいると思いますが、考えてみればレストランやカフェで飲食する時にも過去に誰かが使った食器を使っているので、同じことなのかな?と思いました。お店の2階にはアート本を中心に、暮らしのヒントが詰まった本、カルチャー本が並んでいて、とても落ち着いた雰囲気が広がっています。
 
カフェでモーニングを楽しんだり、松本市美術館で草間彌生さんのアート作品を楽しんだり、松本城の周辺を散策したり、見どころが多く、より道したくなる場所がたくさんありました。
駐車場難民にならないための「おすすめ駐車場」
松本市内は、長野市や上田市と比べると駐車場の数が少ないのと駐車料金がやや高めです。自分調べでは1時間700円(もしくは800円)、ホテル併設の駐車場でも1泊1000円という具合です。そこで、クラフトフェアの時でも駐車場難民にならないための、おすすめ駐車場をご紹介します。

それが「ホテルブエナビスタ」の立体駐車場です。松本駅より徒歩7分のホテルの駐車場で、宿泊客でなくても利用できます。しかも料金は1日700円。さらにネットで事前予約もできるので、遅く到着して空いていなかったなんてこともありません。
Akippaというサイトで、利用日を選択し、車種、ナンバーなどを登録、あとはクレジットカードやpaypayで事前精算するだけです。当日はホテルに到着したら、そのまま駐車場に車を泊めて、駐車券と予約番号をフロントスタッフに見せます。すると、出庫用のチケットをもらえます。屋根付きの駐車場なので、暑い日でも車内が高温にならず、安心して車を停めておくことができました。

ホテルブエナビスタの駐車場について


数時間程度であれば、「イオンモール松本」の駐車場を無料で利用することができます。平日であれば5時間無料、土日祝は3時間まで無料です。2300台分のスペースがありますが、週末は午後にもなると満車になるので注意が必要です。イオンシネマで映画鑑賞すれば、終日無料で停めることもできます。
 

イオンモール松本の駐車場について

まとめ
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2日間で2万人もの人々が集まるクラフトフェアですが、公園内がとても広々としているので、人混みにのまれることなく、のんびりと作品を鑑賞することができました。とはいえ、人気の高い作家さんの作品は初日の朝イチでsold outしてしまうので、あまり悠長にも見ていられません。公園内をぐるっと一周しているうちに、さっきまであった作品がもうない、なんてことも。クラフトフェアは、決断力だなと感じさせられました。作品を手に取り、作家さんから作品に対する熱い想いやエピソードを伺ったり、自宅に連れて帰る器やカトラリーを吟味する時間が至福でした。気づけば公園内を2万歩も歩いていたようで、おかえりなさいと言われるくらい色んなテントを往復したり吟味しました。

そして今年の秋には「クラフトピクニック2023」があります。こちらは製作実演やワークショップを中心としたイベントのようです。ぜひ機会があれば、松本観光と併せてお出かけの計画をしてみてはいかがでしょうか。
 

クラフトピクニック2023

クラフトフェアまつもとの拠点にしたい休暇村

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