9月です。
にも関わらず海のお話など。
まだまだ暑いですからね。
某島生まれ、某半島育ちながら、海の色は「黒or茶」だと思って育ちました。
夏であれば、祖父母宅を訪れる度に連れ出される海水浴場は、そんな色合いだったからです。
まだ島への橋が開通していなかった子供時代、祖父母宅への交通手段である高速艇で毎回酷く船酔いしていた自分にとって、潮の匂いは船酔いに直結し、島の海水浴場で茶色の水に浸かると、波間に漂う海藻の巨大な切れ端がべちゃっとまとわりついてすこぶる気持ち悪く、さらに海までの往復でも車酔いして気持ち悪くなる、海と言えばそんな場所でした。
文章を読み返すだけでげんなりですね。
多少成長し、鎌倉、江の島といった俗に言う湘南エリアに足を延ばすようになったところで、世の人々ほどに「海」へのテンションは上がらず、時は流れ…。
日本海側に勤務することになった際、そのイメージは「ふむふむ、黒い海原、断崖絶壁に白いしぶきの荒波くだける、かの日本海だな。」でした。「殺人事件の舞台とかね。」
ところが!
到着した自分を待ち受けていたのは、青い空、白い砂浜、エメラルドグリーンの透き通った海。
しかもその時、季節は春で、周辺には白やピンクで華やかに彩られた山々が。
「えええ!沖縄!?桃源郷!?これが日本海!?」
何だかもう度肝を抜かれたとしか表現できない、そんな日本海との出会いでした。
ああ青春時代、こんな素敵な海が身近にあったら、人生ガラリと変わったり、変わらなかったり!
海岸線をドライブすると、自分の運転ですら車酔いして目も当てられないことになった身としては、休日、ローカル線にガタゴト揺られ、西の方に向かってみるのが関の山でしたが、車窓から眺めるまるでハワイな日本海の風景に、感動することしきりの日々でした。
時には私のイメージ通りの景色も。
事件に巻き込まれそうな、この色合い(不敵な笑み)
↓
こんな時代になりました。
当時はなかったワンワンビーチ(平和な笑み)
↓
なお、多くの地域では、既に海水浴のシーズンオフですが、まだしばらくシュノーケルやカヌー、カヤックなどが楽しめる地域もあります。
9月の海を楽しむ!ヒリゾ浜1
9月の海を楽しむ!ヒリゾ浜2
9月の海を楽しむ!カヌー体験
9月どころか10月まで!シーカヤック&シュノーケリング