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グルメ

2025.03.19

高知のご当地ラーメン ジャン麺&鍋焼きラーメン

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スタッフ名:黒田

カツオや皿鉢料理だけが高知のグルメじゃない!

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高知のグルメといえば、真っ先に思い浮かぶ鰹のたたき、皿鉢(さわち)料理。
少し踏み込むと屋台餃子やウツボ料理、もっとローカルな日曜市のいも天や迫力満点のちくきゅうなどなど、他では見たことのないような珍しい&美味しいグルメがたくさんあります。
 
人並み程度に麺類が、ことにラーメンが大大大~好きな筆者。
高知にも素晴らしいご当地ラーメンを発見しました。

「鰹の国・高知」と思っていたので(もちろんそうなのですが)、まさかこんなにも美味しいご当地ラーメンがあるとは…。
もちろん、美味しい海産物や高知グルメを堪能しながら、高知ならではのラーメンも楽しみます。

まんしゅう「ジャン麺」

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高知県四万十町にある焼肉・ホルモン店「満州軒」で、「ご飯と合うラーメン」をコンセプトにし、2000年代初めに開発されたご当地ラーメン。
その後、ジャン麺専門店として県内外に展開しています。

平日の11:30頃に訪問。駐車場も数台あるので、車でも安心です。
すでに数組並んでおり、店内も賑わっています。
名前を書いて待っていると続々と列が伸びていく様子に、その人気ぶりが伺えます。
タイミングが良かったのか、10~15分程で入店することができました。
 
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一見すると「辛そう?」と思いますが、まったく辛くなく、お子様でも食べられる程です。
とろみのあるほんのり甘いスープには、なんと80gものたっぷりのニラ、そしてホルモンが入っています。
伸びにくい細麺にスープがよく絡んで美味!!
残ったスープにはご飯を入れて食べるのがおすすめです。

須崎名物「鍋焼きラーメン」

鍋焼きラーメンは高知県須崎市が発祥のご当地ラーメンです。
戦後まもなく開業した地元の食堂にルーツを持ち、現在、鍋焼きラーメンを提供しているお店のほとんどがこの食堂の流れを汲んでいるそうです。
出前をする際に普通のラーメンどんぶりを使うと冷めてしまうことから、ホーロー鍋で出前をしており、それが近年土鍋に変わっていきました。

須崎市HP「鍋焼きラーメンとは」

市を挙げて、鍋焼きラーメンを全国区にしよう!というプロジェクトも立ち上がっています。
そして、なんとなんと、アンパンマンの生みの親・やなせたかしさんが鍋焼きラーメンのキャラクター「なべラーマン」をデザインしています。

須崎市HP「めざせ全国区!須崎名物『鍋焼きラーメン』」

非常に余談ですが、須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう君」は、鍋焼きラーメンをあしらった帽子をかぶっています。

鍋焼きラーメンのがろ~

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実はお目当てだった「橋本食堂」がお休みだったため、急遽リサーチしたところ、がろ〜さんを発見。

がろ〜さんはオリジナルのラーメンも様々食べられますが、定番をオーダー。
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さぁ、着丼(着鍋?)しました。
卵を囲むようにキャベツやネギ、きくらげ、鶏肉にちくわ。
ちょっと変わっているなぁと思うのは、たくわんが添えられていること。
これは、がろ~さんだけでなく、他のお店でも同様だそうです。
 
正直、親とか、若とか、知ってはいたけれど意識したことはありませんでした。
しかし、スープをひと口いただいて、びっくり。
こうも違うのか!とガツンと衝撃を受けるほど旨みの強い親鳥の出汁を感じられるスープ。
前述のジャン麺とも共通する、スープに漂うほんのりとした甘み。
もしかしたら、高知のお醤油の特徴がそうさせているのかしらなどと想像しました。
麺は細麺で、いつまでも熱々の鍋の中だと伸びやすいのかしらと心配するもそんなことはなく、最初から最後まで美味しく頂きました。

恐るべし、高知の麺

個性的ゆえに、身近なラーメンでは代えられない。
あぁ、また食べたい。
既に、ジャン麺ロス。鍋焼きラーメンロスです。
「どうしてそんなに人気なのかしら」
なんて、疑ってかかってごめんなさいm(_ _)m
皆さんも、高知に足を運んだら是非味わってください。