カヌー、フィンランド式サウナ、ライン下り…夏は埼玉で川遊び!
海はないけど日本一の川がある、川の国・埼玉。今回は、都心から約1時間でアクセスできる埼玉県「飯能市」で楽しめる夏ピッタリの遊び情報をお届けします。
荒川、利根川の二大河川、長瀞・飯能川原など清流など水に恵まれている埼玉は「川の国」とも呼ばれています。その中でも飯能市は、都心から40km、池袋駅から約1時間でアクセスできる好立地!大人気ハイキングスポットであり、メルヘンの世界へ飛び込める「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」、北欧文化が体験できる「メッツァ・ムーミンバレーパーク」など、気軽に自然が満喫できる森と水の町です。
カヌーに乗ってのんびり「名栗カヌー工房」
飯能市特産「西川材」を使ったカヌー製作教室、カヌー体験、木工品の製作教室など行う「名栗カヌー工房」。飯能駅から車で約35分の名栗湖畔に位置していて、秋は紅葉狩りの観光客でにぎわう人気スポットだそうです。また、名栗湖周辺には多くの野鳥が住んでいて、バードウォッチングをされている方も多くいらっしゃるとのこと。
豆知識~西川材とは~
森林面積が約7割を占めている飯能市は古くから林業が盛んでいて、江戸時代、この地方から木材を筏により江戸へ流送していたので、「江戸の西の方の川から来る材」という意味から、「西川材」と呼ばれるようになりました。西川材は色・艶が良く、年輪が緻密で木目が揃っているのが特徴で、飯能市内の公共施設、ベンチなどにも使われているそうです。
カヌーは怖いかも…という方には、ククサづくりがおすすめ!
ククサ(KUKSA)は、木製マグカップの一種で、フィンランドでは「ククサを贈られた人は幸せになる」と言い伝えがあり、大切な人にプレゼントする伝統があるそうです。ヒノキなどの無垢材を自分で削って作る「飯能ククサ」。使い方によっては一生物にもなるとか。木の温かみを生かし、インテリア用小物として飾るのもいいでしょう。
※ククサの写真は「写真AC」Thaliaさんから
今回紹介したカヌー体験と木材クラフトは飯能駅からバスで約20分のメッツァヴィレッジ内「ソグベルク」でも楽しめます。私も先日、ソグベルクでカヌー体験をしてきました。乗る前は、沈んだらどうしよう…ひっくり返ってしまったらどうしよう…と、不安でしたが、いざ乗ってみたら、意外と安定的ですいすい進んで、とても気持ちよかったんです。帰りには友達と二人で”カヌー買いたい!毎週末乗りたい!”と大騒ぎ(笑)。
メッツァヴィレッジでのんびりと北欧時間を過ごすのも、ムーミンバレーパークに行かれる際に寄ってみるのもいいでしょう。お友達で、ファミリーで、カップルで、ぜひ体験してみてください!
名栗カヌー工房&ソグベルク
【8/1オープン】北欧スタイルサウナが楽しめる「ノーラ名栗」
※写真提供:ノーラ名栗 (Nolla naguri)
8月1日オープンした北欧文化を体験できる「ノーラ名栗」は、フィンランド式のアウトドアサウナやグランピング・北欧風のBBQ・週末はマーケット(※9月19日より開始予定)やイベントを楽しむことができる複合施設です。
全9張のフィンランド式のテントサウナ®から1張を貸切で楽しめる「サウナクラブ」では、熱したサウナストーンにアロマ水を掛けて水蒸気で体感温度を上げる「ロウリュ」、白樺の若い枝葉を束ねた「ヴィヒタ」で全身を叩いて血行促進や肌の引き締めを促し、爽やかな香りで森林浴のような気分を味わうことができます。
豆知識~フィンランド式サウナは何が違う?~
日本のサウナとの違いは温度と湿度。蒸気式サウナが一般的なフィンランド式サウナは、温度は70~80度で日本の乾式サウナより低めですが、湿度は20~30%ほどで高め。サウナ室内でリラックスできるのが特徴。
ノーラ名栗の「サウナクラブ」のサウナは、1張り貸し出しで、鍵付きロッカー、個室シャワーもあるので安心してゆっくりサウナを楽しめる環境が整っています。ロウリュ用エッセンシャルオイルも全8種類から選べるので、女性やサウナ初心者にもおすすめ!
9月中旬からは地元や近隣地域からの旬の野菜、加工品、雑貨などが並ぶnolla marketが、2021年春には全10張のグランピングエリアもオープン予定だそうで、期待が高まるノーラ名栗。要チェックです!
ノーラ名栗(Nolla naguri)
定番の川遊びができる「高麗川」
飯能駅から車で約30分の休暇村奥武蔵。休暇村から徒歩1分の高麗川は、埼玉県南西部から中部にかけて流れる荒川水系の一級河川です。浅瀬で小さいお子様も比較的安心して遊ぶことができ、初夏にはホタル観察、夏休み期間中は川遊びや生き物を探すファミリーで賑わいます。
また、大人の涼活におすすめ!アウトドア用チェアとベンチを貸出中!清流に足をつけて本を読んだりコーヒーを飲んだり、おしゃべりしたり…暑さを忘れ、リフレッシュできます。
休暇村奥武蔵
ちょっと足を延ばして「長瀞ライン下り」
飯能市ではありませんが、埼玉の川遊びと言えば、秩父・長瀞のライン下りは欠かせません。
休暇村から車で約50分の長瀞で楽しめるライン下りは、山間を流れる荒川を和船で下る爽快な自然アドベンチャーです。荒川の急流と穏やかな流れを国の天然記念物に指定されている「岩畳」などを眺めながら楽しめます。途中川遊びをする観光客に挨拶したり、川を渡る電車に手を振ったりするのも一つの楽しみ!
一般社団法人埼玉県物産観光協会の「ちょこたび埼玉」YouTubeチャンネルでは、360度VRで楽しめる長瀞ライン下り映像を公開中です。見るだけでリフレッシュできる映像ですので、皆様もぜひご覧になってはいかがでしょうか。
長瀞ライン下り360度VR体験
いかがだったでしょうか。
夏が終わるまであと少し。まだ夏を満喫してないよ~という方は、電車に乗ってひょいと埼玉まで、というのはいかがでしょうか。
都内に住んでません!という方も、近くの川、海で、夏をお楽しみください!今回紹介した場所はどこも紅葉もきれいですので、これからの旅にもぜひご参考ください!