高山植物の宝庫「乗鞍高原」の夏！8月 おすすめ お花 10選

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2020.08.03

高山植物の宝庫「乗鞍高原」の夏！8月おすすめお花 10選

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スタッフ名：ハン

ダイナミックな自然を満喫！長野県・乗鞍高原

JR松本駅からバスを乗り継いで約1時間半。標高3,026ｍの乗鞍岳の望む「乗鞍高原」は、登山・ハイキング、紅葉、スキー、温泉と、通年自然が楽しめる人気エリアです。夏は色とりどりの高山植物とご来光、数えきれないほどの星々など、ダイナミックな自然に出会えます。

乗鞍高原には「三本滝」、「善五郎の滝」、「番所大滝」の3大滝が見られる滝めぐりコース、初心者に優しい起伏の少ないコース、乗鞍岳に挑む登山コースなど、様々なトレッキングコースがあります。また、乗鞍高原からは標高2,740ｍの「畳平」までバスで移動ができ、標高3,026ｍの最高峰「剣ヶ峰」まで行くのも夢ではありません。

美しい水辺の景色とお花が楽しめる「一の瀬園地」

乗鞍高原の観光拠点である「乗鞍高原観光センター」から徒歩約20分で行ける一の瀬駐車場。標高約1,500ｍの「一の瀬園地」は、乗鞍高原を代表するハイキングスポットで、木道が整備されていて、お子様はもちろん、車いすやベビーカーでも散策を楽しめます。

※8/3現在、木道リニューアル工事の為、一部区間通行止め中。迂回道あり。
　詳細は下記サイト（一の瀬周遊コースの案内）から。

一の瀬周遊コースの案内

昔牧場であった「一の瀬」の草原、湖面に映る乗鞍が美しい「まいめの池」、白樺に囲まれた「あざみ池」などを見ながら約2時間（約4㎞）の散策が楽しめる一の瀬園地。7月末から秋にかけて様々なお花が咲き誇ります。

写真の「キツリフネ」は黄色い釣り船のような形から名付けられたお花で、夏から秋にかけて見られます。黄色い金の棒のような形の「キンミズヒキ」は、風に揺れる姿がとてもかわいい植物です。

3枚目の「ウメバチソウ」は高山植物ではありますが、かわいらしい姿で家庭でも人気のお花。梅の花に似た白い花で、葉がハート型なので見つかりやすいです。一の瀬園地や三本滝のゲレンデ周辺で見られます。

薄紫のフリルが特徴的な「マツムシソウ」は、マツムシ（スズムシ）がなく頃に咲くことから名付けられたそうです。一ので園地の大カエデ付近は標高が高いので、平地より早めにこの可憐な姿をご覧いただけます。

彩り鮮やかな「ヤナギラン」は蘭の仲間ではなく、葉が柳、花が蘭に似ていることが名前の由来だそうです。一の瀬園地でも見られますが、三本滝駐車場から見えるゲレンデにヤナギランの群生があり、一面がピンクに染まる風景は必見です！

9月に入ると「アケボノソウ」「ナナカマド」「ススキ」も見られます。花冠の斑点が特徴的な「アケボノソウ」は、その斑点が夜明けの星空に見立てたことで名付けられました。なんか素敵～!皆様もアケボノソウも見つけましたら思い出してください！

高山植物の宝庫。畳平の「お花畑」

標高約2,700ｍ、バスで行ける日本最高所「畳平」のお花畑は約40分で一周できるハイキングのスポットです（畳平からお花畑までは徒歩約30分）。40～50種類のお花が咲くと言われ、”高山植物の宝庫”とも呼ばれるお花畑の見ごろは7月中旬から8月中旬ごろまで。「イワツメクサ」「ヨツバシオガマ」「ミヤマキンバイ」「クロユリ」「コマクサ」などお花が見られます。

「イワツメクサ」の大きな特徴は花弁にあります。一見、多く見える花弁は、よ～く見ると、真ん中に深い切れ込みがある5枚なのです。イワツメクサの特徴、覚えやすいのでお花畑を歩く際には、よ～く観察してください。

「ヨツバシオガマ」は花弁も多く、濃いピンク色なので遠くからでも目立ちます。鮮やかな黄色い花の「ミヤマキンバイ」も、よく見られるお花の一つですが、黄色い花は似ている花も多いですね。ミヤマキンバイの特徴はくぼみのある5枚の花弁と3つの小葉です！お忘れないように。

4枚目の写真は他の植物が生育できない厳しい環境で美しいお花を咲かすことから“高山植物の女王”と呼ばれる「コマクサ」。花が馬（駒）の顔に似ている事柄名付けられたそうです。コマクサは魔王岳の登山道に群生が見られ、見頃の時期は写真を撮る方でもにぎわいます。

美しい姿で、お花畑を訪れる理由の一つとも言われる「クロユリ」の英名はChocolate Lily（チョコレート・リリー）。しかし、ユリでもチョコレートでもない、変なにおいがする、面白いお花です。山岳地帯ではないと、なかなか見られないお花なので、畳平を歩く際には、ぜひ、探してみてください。

また、例年7月中旬から9月中旬まではご来光シーンを拝む「ご来光バス」が運行されます。壮大な雲海と空をピンクに、オレンジに染める朝日は言葉を失うほど美しく、感動的です。9月中旬からは、畳平に紅葉が色付き始め、例年9月下旬から10月上旬にピークを迎えますので、これからの旅行にご参考ください。

※ご来光バスは、2020年8月31日まで運休確定。道路開通になり次第運行予定。
　詳しくは、アルピコ交通株式会社　新島々営業所（TEL.0263-92-2511）まで。

ご来光バスの詳細はこちら

歩いた後は、温泉がうれしい♪

乗鞍を歩いて自然を満喫してからは温泉でリラックス～。休暇村乗鞍高原の「天峰の湯」は乗鞍高原温泉、すずらん温泉と乗鞍三湯の一つ「安曇乗鞍温泉」で、神経痛・筋肉痛・慢性消化器病などに効果があると言われています。のりくら温泉郷唯一の飲泉んがあったり、日帰りでも利用できますので、疲れをとりに行ってみてはいかがでしょうか。

のりくら温泉郷　公式サイト

日帰り入浴　利用時間	11：00～16：00（最終受付15：00）
日帰り入浴　料金	大人（中学生以上） 600円（税込）子供（4歳～小学生）400円（税込）