山と休暇村～東北編～

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2025.02.27

山と休暇村～東北編～

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スタッフ名：黒滝

みなさんこんにちは。

まだ寒い日が続きますが、暦の上では二十四節気の「雨水」。
七十二候では、2月24日～28日頃が「霞始靆（かすみはじめてたなびく）」、霧やもやのため、遠くの山や景色がほのかに現れては消え、山野の情景に趣が加わる頃とされ、
3月1日～4日頃は「草木萌動（そうもくめばいいずる）」、足もとや庭木の先にほんのりと薄緑に色づく芽が見られる頃とされています。
こぶしの花が咲き、梅ほころび、桜が開花し、桃の季節へ。三寒四温を経て草木の賑やかなシーズンまであと僅か。
3月27日には、“休暇村讃岐五色台”が絶景を堪能いただけるリニューアルを果たしオープンすべく準備に勤しんでいます。
春風に誘われて旅に出掛けましょう。

さて今回は、休暇村と登山についてご紹介します。　35か所ある休暇村の近くにはセットのように名山があります。　客室から山の雄姿を眺められる休暇村もあれば、連泊して休暇村を拠点に山へ出掛けたり、下山後に日帰り入浴で温泉を利用するパターンまで、なにかと縁が深いものです。

北から順にオススメを見ていきましょう。

【支笏湖／支笏洞爺国立公園】

樽前山1,041ｍ（二百名山）、恵庭岳1,319ｍ（北海道百名山）。
足を延ばせば後方羊蹄山1,898ｍ（百名山）、ニセコアンヌプリ1,308ｍ（三百名山）、さらには大雪・十勝山系の山々があります。
樽前山から眼下に見下ろす支笏湖の眺めは、急登の疲れを忘れさせてくれます！

【岩手網張温泉／十和田八幡平国立公園】

岩手山2,038ｍ・八幡平1,613ｍ（いずれも百名山）。　
特に、岩手山は休暇村が山腹770ｍに建っており、天空のリフトを使えば尾根筋1,300ｍまで到達できるので、ピークハントではなく天上散歩もグッド。下山後の温泉も魅力です。
休暇村では朝の体験プログラムとして、天空のリフトに乗って岩手山を歩くウオーキングイベントを実施しています。　新しく７月７日にオープンする雲海テラスからの眺めも絶景です！
八幡平は日本百名山の著者・深田久弥氏が「池沼、樹林、山の湯…高原の美が集約された広大な楽園」と評した場所！
下山後は、わんこそば、盛岡冷麺、じゃじゃ麺でカロリー補給も。

【陸中宮古／三陸復興国立公園】

早池峰山1,917ｍ（百名山）。
北上山地の真ん中にあり、アクセスが大変ですが、宮沢賢治が登ったイーハトーヴの世界、「風の又三郎」や「注文の多い料理店」も周辺の集落がモデルだと云われています。
ハヤチネウスユキソウはエーデルワイスの一種で、凛とした美しさは是非この目で見てみたい高山植物です。　着任してた時はよくタラノ芽を獲りに行きました。　下山後は、三陸の海の幸が待っています。

【乳頭温泉郷／十和田八幡平国立公園】

秋田駒ケ岳1,637ｍ（二百名山）、乳頭山（烏帽子岳）1,478ｍ（三百名山）。
足を延ばせば、阿仁マタギの森吉山や白神山地も。
ムーミン谷！？エメラルド色の国見温泉。　森吉は”釣りキチ三平”の世界。　角館から鷹巣まで秋田内陸縦貫鉄道の”テツ旅”や玉川温泉、ぐるっと回って後生掛温泉・八幡平。　いろいろな山旅が可能です。

【気仙沼大島／三陸復興国立公園】

徳仙丈山710ｍ（ツツジの名所）。　
気仙沼大島の亀山235ｍ、こちらはNHKの朝ドラ「おかえりモネ」の舞台、緑の真珠とよばれる大島の最高峰で、かつてリフトがありリアス式海岸を一望できました。　東日本大震災の津波とその後の火災で焼失しましたが、最後の地方再生事業として現在モノレールの整備が進められ、2025年開業を目指しています。

【庄内羽黒／磐梯朝日国立公園】

月山1,984ｍ（百名山）。　
出羽三山（湯殿山・羽黒山）の主峰で、山頂の月山神社に「月読命」が祀られている山岳信仰の山です。　松尾芭蕉は奥の細道で「雲の峯いくつ崩れて月の山」と月山を詠んでいます。　山容は珍しいアスピーデ（楯）型で鶴岡市内から朱の一の鳥居越に見上げるの山容は美しいの一言です。　そのほかにも足を延ばして、東北のアルプスと称される朝日連峰1,870ｍ（百名山）も魅力的。　鶴岡からバスでアクセスもできるようです。

【裏磐梯／磐梯朝日国立公園】

磐梯山1,819ｍ、安達太良山1,700ｍ（いずれも百名山）。　
休暇村裏磐梯はまさに磐梯山を眺めながら滞在できる宿。　裏磐梯からみると見事な双耳峰。　天に掛かる岩の梯子（きざはし）、という意味を持つ信仰の山です。　火山湖である猪苗代湖、グリーンミシュランで星を獲得した五色沼など、火山性の湖沼地帯とのコントラストもフォトジェニックだし、会津の温泉も地酒も郷土料理もたまりません。