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2018.02.10

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伊豆に金山が!?

スタッフ:江森

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 伊豆にはかつて佐渡の金山に次ぐ金の産出量を誇る金山があります。それが土肥金山です。江戸時代に第一期黄金時代を迎え、明治時代から昭和にかけて第二期黄金時代を築き上げた伊豆最大の金山です。土肥の金山は昭和40年に鉱量枯渇のため閉山しました。閉山までの掘削坑道の総延長は約100km、深さは海面下180mに及び、推定産出量は金40t、銀400tとも言われています。この金山は昭和40年に閉山しましたが、その後は土肥のパワースポットとして、また観光坑道や砂金採り体験を楽しめる観光施設として人気のスポットとなっています。坑内の気温は年間を通じて、冬は暖かく夏は涼しい環境となっています。また、黄金館に展示してある250kgの巨大金塊はギネスにも認定され、世界一の金塊を一般公開しております。

土肥金山の歴史

 土肥金山の歴史は古く、1370年代に足利幕府直轄の金山奉行が土肥を支配し、盛んに金を掘ったのが土肥金山の始まりと伝えられています。天正5年(1577年)土肥の大横谷、日向洞、楠山、柿山、鍛冶山など5カ所が開発され、この頃より土肥の金山が本格的に採掘されます。慶長6年(1601年)には徳川家康が伊豆の金山開発に力を注ぐようになります。慶長11年(1606年)幕府の金山奉行大久保石見守長安が伊豆の金山奉行も兼任し、採掘方法、水抜き方法などの新技術を導入し産出量を増加させたので土肥金山は隆盛を極めることとなります。
 しかしその後、土肥金山は衰退し寛永2年(1625年)には一度休山となります。これが第1期黄金期です。
その後明治39年(1906年)神戸の実業家長谷川氏が外国人技師を招いて探鉱を行います。大正6年(1917年)に長谷川氏が発起人となり土肥金山株式会社を設立しますが、昭和40年(1965年)鉱量枯渇の為閉山されました。これが第2期黄金期です。昭和47年(1972年)坑内の一部を観光坑道として整備し、一般公開されています。

坑道の中には絵巻が展示されています。写真は千石船の様子です

こちらは土肥の街並みを再現した絵巻です

坑内には当時を再現した動く人形も展示されています

他にも数多くありますので、探検がてら探してみては?

 坑内には『山神社』と『黄金の泉・銭洗い場』という二つの金運アップのパワースポットがあります。『山神社』では『黄金の鳥居』に触れ、『黄金の泉・銭洗い場』でお金を洗えば金運アップ間違いなしです!

坑内を進んでいくと「山神社」と「黄金の鳥居」が見えてきます。

こちらで賽銭すれば金運も上がるかもしれません。

黄金の泉ではお金を洗うこともできます。

 ★世界一の巨大金塊!
 黄金館には世界一の金塊(純金)が展示されています。重さは250kgにもなり、金箔に伸ばすと畳7万枚以上、東京ドームに換算して2.6個以上、金線に換算すると地球18周分に相当します。

これが12億円の金塊です!

触ることもできます。

★砂金館で砂金採り
 併設されている砂金館では温泉砂金採りも体験することができて、採れた砂金はキーホルダーやペンダントへ加工して持ち帰えることが出来ます。

坑道を抜けると、金山資料館と砂金館があります。砂金館では砂金探し体験もできます。

*基本情報*

★観光坑道と黄金館共通

◆受付時間 9:00~16:30

◆見学時間 約30分間

◆料金
大人 860円

小人 430円


★砂金採り体験

◆受付時間 9:00~16:20

◆体験時間 30分間

◆料金
大人 720円

小人 610円

※坑内めぐり・砂金採り体験をご希望の方は15:50までにチケットを購入する必要があります。

 

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