MENU

ブログ

2019.12.03

2,488 view

だいせん登山道の最新情報~冬の訪れ~

スタッフ:久保昌之

11月29日(金)現在の大山夏山登山道の最新情報をお知らせ

午前8時の大山寺の天候
晴れ時々くもり 気温4℃ 無風

午前10時の山頂の天候
くもり  気温マイナス6℃ 微風
 
西高東低の気圧配置で、
28日と29日はかなり冷え込みました。
通常の今の時期に戻ったという天候ですが
初冠雪も例年よりも遅く
登山道の積雪の様子も随分と少ない状況です。
 
ただ暖冬とはいえ冬の大山ですから
甘くみないようにしてください。
特に今年は土留めの丸太が
1合目を過ぎた辺りから敷かれているため
これが凍って非常に滑りやすくなっています。
 
積雪が少ないためにアイゼンを履くと
登山道をかなり傷めてしまいますし、
なによりも歩きにくいと思います。
真上から体重をかけて、
前のめりにならないように
注意して歩くことが一番の安全策です。
(フルフラットフィッティングです。)
また厳冬期では使い物にならないですが、
刃の短いアイゼンかスパイクの
ようなものがあれば便利かもしれません。
 
今冬の一番注意すべきことは、
山頂避難小屋です。現状では、
とりあえず暴風雪を避けるために
外壁を急いで作ったという感じで、
内装はほとんど未完成です。
もちろん横になるスペースもありませんし、
宿泊は不可能です。
非水洗の仮設トイレが1基ありますが、
これも本当の意味で仮設で
冬場の使用状況を考えないで
設置してあるだけというものです。
無いよりはマシと考えてください。
内部はまだ片づけをされると思いますが、
現状では座ってゆっくり
出来る状況ではありません。
登山される方は充分にお気をつけください。
 
6合目にある緊急避難小屋も同じ状況です。
11月28日から29日にかけて降雪がありましたが、
これからの時期は登山口までも
積雪のある可能性が充分にあります。
冬用タイヤ、あるいはチェーンなどの
対策をしてから大山においでください。
当然ですが、大山は「冬山」です。
 
登山というのは楽しいスポーツですが、
同時に危険も伴います。
特に冬の大山においては無理は絶対に禁物です。
安全に登れるようにお気をつけください。

今回の情報はガイド仲間の佐々木ガイドより提供いただきました

3合目付近

5合目付近

7合目付近

草鳴社ケルンより
日本海 弓ヶ浜方面

9合目付近
マイナス5℃

山頂登山小屋手前

6合目工事中の非難小屋の様子
立ち入る事はできません。

山頂避難小屋は外壁だけは出来ましたが
内装はほとんど未完成です。
もちろん横になるスペースもありませんし、
宿泊は不可能です。

Reservation

閉じる