伊豆は南に行くほど美しい
夏の南伊豆。「弓ヶ浜」に次ぎ、訪れる人が多いビーチが「ヒリゾ浜」です。なぜかカタカナ表記です。
南伊豆の海岸線には集落が点在しています。
下田市に近い集落から、湊→手石→下流→大瀬→石廊崎→中木→入間→吉田→妻良→子浦→落居→伊浜です。
休暇村南伊豆と弓ヶ浜がある集落は、人口の一番多い「湊」。ヒリゾ浜があるのは「中木」、中木には約140人の人が暮らしています。夏はこの小さな集落が、シュノーケリングを楽しむ人々でいっぱいになります。
ヒリゾ浜へのアクセスは、7月から9月に運航の渡し船のみ
船は中木港から2~5分置きに出ており、ヒリゾ浜までは5分程度です。
(写真の1枚目は渡し船から見た中木港、2枚目は渡し船から見たヒリゾ浜です。)
ヒリゾ浜は岩と石のビーチ
ゴロゴロとした石でいっぱいですが、その上にサンシェードテントを張ります。石が少ない場所もあり、そういう場所に張れるとラッキーです。歩くのも痛いくらいです。
駐車場が満車のこともあり、渡し船でしか行けず、ビーチも混み、石はゴロゴロ。それを我慢してでも行ってみたい、ヒリゾ浜はそう思えるほど魅力のあるビーチです。
透明度が高くかつ魚が多い奇跡のビーチ
第一の魅力は非常に透明度が高く、沢山の魚を見ることが出来ることです。
ヒリゾ浜は、半島の先端で切り立った崖に覆われた、開発がされていない場所にあり、加えて付近に川がないので、陸地から土や砂、ゴミなどが流れ込まないこと、黒潮の通り道となっているので、南国の季節回遊魚や大物の回遊魚も回ってくる、様々な条件が重なり、透明度が高くかつ魚が多いという、奇跡のビーチを生んだようです。
開発がされていないということで、ヒリゾ浜にはトイレも水道もありませんので、
トイレの際は中木の集落まで船で戻ります。船は当日であれば何度も乗船できます。
海上ダイナミックな地形
目の前にせまるダイナミックな景色と海の中の地形もヒリゾ浜の魅力です。始めてこのビーチに行った時、こんな絶景の中で泳ぐことが出来るのかとビックリしました。
海の中のダイナミックな地形
安心感 休める岩やビーチと船上からの監視
シュノーケル上級者が好む最深部は21mあるようです。そこまで深い場所に行ったことはありませんんが、深さだけではなく潮の流れを強く感じることもあります。
海面から出た岩や、足をつけば海面から体を出すことが出来る岩が多く、泳いでいて疲れた時や、足のつかない場所で、ふと不安になった時、この岩で休むこともでき、水上のダイアミックな景色をのんびり楽しむこともできます。陸上からも、海上の船からも監視があり、遊泳範囲から出た場合は、注意をしてもらえます。
楽しむにはシュノーケルが必需品
話題の場所なので、普段着で、観光、写真撮影に来ている人を見かけたこともあります。普通の海水浴場と思って来ている人もいるようで、水着だけの人もいます。あえて水着だけでなければ、海の中には岩が沢山あり、ケガをすることがあるので、ウェットスーツやラッシュガード、ライフジャケットを着用した方がいいと思います。そして、楽しむにはシュノーケルが必需品です。シュノーケルやライフジャケットは、中木の集落で借りることもできます。
透明度が高くなり、駐車場も入りやすい9月がおすすめ
2016年から2年間、伊豆で暮らし、夏の休日は海の条件が良さそうであれば、この浜に通っていました。(使用した写真もその2年で撮影したものです。)
その日の海の状況や渡し船が運航か欠航かは、毎朝早く「中木へ行こうよ」というホームページで発表されます。
そういう生活で気づいたのが、本当に透明度が高くなる日は9月が多いということです。「透視度20m近い透明度」という日もありました。美しさで言えば9月です。
トップシーズンの駐車場対策
また、夏休みは込み合う日が多く、駐車場に空きがないこともあります。そういう意味でも9月はおすすめです。
(今年、2020年8月9日(日)も、午前5:50満車だったようです。)
どうしても込み合う日にしかいけない場合、人気の日は駐車場が朝早く満車になることが多いのですが、帰る人が出始める、午後から駐車場の入場が再開されていました。そういう日は、早く帰る人は、朝早く来た「いい場所」車を止めている人が多いので、午後からは、船乗り場に近い、いい場所に駐車することが出来ました。
最新の情報は「中木へ行こうよ」で
このホームページを見れば、船の運航状況や海の状態、料金等々、ほぼ把握できると思いますので、お勧めします。
中木へ行こうよ
最寄りの休暇村は南伊豆です。
休暇村南伊豆ホームページ
初めての方でもヒリソ浜を体感出来る体験プログムをご紹介
休暇村南伊豆がお勧めする「エコサファー」のガイドさんが案内するプログラムです。
ヒリゾ浜が初めてでも安心してシュノーケルが楽しめ、ヒリゾ浜の魅力を満喫、体感できるプログラムです。
※ウエットスーツ&シュノーケル&マスク&フィン&ライフジャケットのレンタル、
渡し船の乗船券(乗り放題)&昼食&温水シャワー&水中写真(メール)付きです。
厳選プログラム ヒリゾ浜でシュノーケリング体験
エコサーファーホームページ
こここそ南伊豆の秘境か? 吉田の浜