皆さん、こんにちは。レストランの瀬尾です。
今回、久しぶりに園地内で綺麗な植物を発見したので紹介したいと思います。
それがこちらです。
この紫色の綺麗な花を咲かせている植物は、ヤブランといいます。
別名リリオぺ、サマームスカリとも呼ばれています。
日本各地の林床などで見られる多年草です。
8~10月に紫色又は白色の花を咲かせるので、これから見かける機会があると思います。
ヤブランは、花が咲き終えた後、実のようなものをつけていますが、これは種子です。
その種子は熟すと黒紫色になり、可食部が外側に薄っすらできてほんのり甘いそうです。
耐寒性と耐熱性が強く、日なた日陰を選ばず丈夫で手のかからない植物なので、緑化や造園で広く利用されるそうです。ただ、先程お話しした種子を犬や猫が多量に食すと嘔吐や下痢を引き起こすので、注意が必要です。
ヤブランは生薬にもなり、根の部分を水洗い後天日干しして煎じて飲みます。
効能としては滋養強壮、催乳、せき止め、去痰、利尿作用といったものがあります。
最後にヤブランの花言葉ですが、「忍耐」「隠された心」「謙遜」「謙虚」の4つがあります。
どんな環境でもひっそりと生きる姿が由来されています。