旨味の相乗効果を楽しむビュッフェ
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スタッフ名:榎本
いつも休暇村帝釈峡のブログをご覧いただきありがとうございます。
レストランの榎本です。
突然ですが、皆さんにはお気に入りの食べ合わせなどはあるでしょうか。
私のイチオシは、朝食ビュッフェでお馴染みの焼鯖に梅干しという組み合わせで、気が付けばご飯を食べ過ぎてしまっています。
それはさておき、世にある「鉄板」の組み合わせの一部には、うまみ成分の相乗効果が隠されています。
ハンバーグにチーズ、焼き魚に大根おろし、昆布出汁とかつお出汁・・・・・・
今挙げた3つの組み合わせは、(好みの差もありますが)それぞれを単体でいただくよりも、一緒に食べた方が美味しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
実はこれらの組み合わせは、ともに代表的なうまみ成分である「グルタミン酸(野菜や海藻のうまみ成分)」と「イノシン酸(肉や野菜のうまみ成分)」の組み合わせでもあります。グルタミン酸はうまみ調味料でも有名ですね。
そしてうまみ成分Xうまみ成分の相乗効果というのが思った以上に大きく、単体で感じるうまみに比べて、掛け合わせた場合に感じるうまみは7~8倍にもなるという研究もあるようです。
さて、前置きが長くなりましたが、夏の夕食ビュッフェで二度見される率ナンバーワンのメニューをご紹介させてください。
「トマトご飯」です。
出汁の効いた炊込みご飯にトマトをINしたメニューです。
和食イメージの強い炊込みご飯に洋風イメージの強いトマトの組み合わせゆえに、二度見される率が高いのではないかと考えていますが、先にも書いていたうまみ成分の相乗効果という点においてこの和洋は、折衷どころかストロングポイントのわんぱくどりといっても過言ではありません。
トマトの甘み・酸味・そしてなによりうまみが口の中で弾ける一方で、口から鼻に抜ける出汁の香りとうまみが、やがては一体となり調和へと至る意外な組み合わせを、是非夕食ビュッフェにてご体験ください!