螺旋を描く花と草地に潜む忍
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スタッフ名:瀬尾
皆さん、こんにちは。レストランの瀬尾です。
今回は久しぶりに園地で発見した植物を紹介します。その植物は面白い構造をしていました。
なんと、空に向かってまっすぐ伸びた茎にいくつもの花が螺旋状についていました。
奇妙で面白いと感じたので調べてみると、、、
ネジバナという名前の植物だと分かりました。
名前の由来は見た目そのままで、螺旋状にねじれて花が咲くことからです。もう少しひねりのある名前でもいいですよね。ネジバナだけに。
この螺旋状にねじれている理由は、明確になってはいませんでした。
茎の重心を中央にしてバランスを取るため、花の向きをバラバラにして間隔も空けることで自家受粉を防ぐためといった予想がされています。
個体毎にねじれの大きさや左右のどちらの巻き方かなど違う点があるので、比較してみるのも面白いですね。
さて、気になるネジバナの花言葉は「思慕」です。
由来は万葉集にある一節からきています。「あなたに出逢わなければ、こんなに恋で心が苦しくなることはなかったのに」という意味の一節です。
その一節に登場する「根都古草」がネジバナだと言われています。
ネジバナは、珍しく花言葉が「思慕」の一種類しかありませんが、その分強い思いがあることが以上のことから分かります。
万葉集の一節「芝付の 御宇良崎なる 根都古草 逢ひ見ずあらば 吾恋ひめやも」
こちらはおまけになりますが、この写真のどこかにバッタが一匹隠れています。
よく目を凝らして見るとすぐに見つかるかと思います。
正解は、、、
写真の中央にいました。
ちょっとしたミニゲーム、楽しんでいただけたでしょうか。