園地を羽ばたく黒い影
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スタッフ名:瀬尾
皆さんこんにちは、レストランの瀬尾です。
休暇村帝釈峡本館では、毎日ツバメが飛んでいる姿を目撃します。
そのツバメに紛れて本館周辺を羽ばたく別の黒い影がいます。
ツバメと違い、目撃するのは3日に1回程度です。
ただでさえ、常に羽ばたいて中々止まることがないのに人に慣れていないため、撮影しようと近づくとすぐに逃げてしまいます。
しかし、なんとか止まっている瞬間を撮影することができました。
その黒い影がこちらです。
羽のほとんどを黒と白が占めているチョウです。
後ろの翅(はね)に大きな黄白色の斑紋と、分かりにくいですが並ぶように赤い斑紋があります。
おそらく、この特徴が名前の由来となっており、モンキアゲハ(紋黄揚羽)という名がつけられています。
モンキアゲハはアジアの暖かい地方に生息しており、日本では関東地方から沖縄まで分布しています。
アゲハチョウ科で、日本最大級の大きさです。
ミカン科の植物の葉が好物なので、幼虫はミカン農家の方々にとって害虫になります。
成虫になりたての頃は、後翅の大きな斑紋は白色ですが、月日が経つにつれて黄色味が増し、名前通りの黄白色い斑紋になります。
休暇村帝釈峡では、主に本館駐車場付近で羽ばたいている姿を目撃しますので、晴れた日にお散歩がてら探してみてください。
基本羽ばたき続けていますので、じっとしている瞬間がありましたら貴重な瞬間なので、是非お持ちのカメラかスマートフォンで撮影してみてください。
立派なサイズなので、撮影のし甲斐があります。