トラベルマガジン

旅行記

2021.01.30

北アルプスと山麓に広がる街 安曇野 観光スポット

5,238 view

スタッフ名:小田桐

ここはどこ?海外のような圧巻の景色

画像1
こちらは北アルプスです!北アルプスはその大部分が『中部山岳国立公園』に指定されています。日本で最初に認定された国立公園であり、4つの県(新潟県、長野県、富山県、岐阜県)にまたがっています。地図で表すとちょうどAとBのエリアです。北アルプスと中央アルプスと南アルプスを総称したものがみなさまご存知『日本アルプス』です。この日本アルプスという名前が付けられたのは明治時代まで遡ります。当時、イギリスから登山に来ていた英国紳士(たぶん)がこの景色をみた際に、これぞ日本アルプス~!と言い始めたのがそもそもの始まりでした。
A北アルプス(北部)B北アルプス(南部)
Ⅽ中央アルプス    D南アルプス

富山県と長野県の県境に待ち構えていた絶景

富山県と長野県にまたがる立山黒部アルペンルートは北アルプスを貫く山岳地帯を、電気バス、ロープウェイ、ケーブルカーなど様々な乗り物を乗り継ぎ、気軽に景勝地を満喫しながら通り抜けられる観光ルートです。今回は長野県側から入り、(時間の都合上通り抜けはせず)標高2450メートル地点の室堂(むろどう)まで行き、折り返し戻ってきました。それでも写真のように山や湖や雪の回廊など様々な景色を楽しむことができ、非常に見ごたえもあり満足のいく観光でした。

~今回の観光ルート~
扇沢駅(スタート)→黒部ダム→黒部湖→黒部平→大観峰→室堂(ゴール)
スタートからゴールまでは片道1時間弱で行くことができました。

室堂のシンボルでもある"みくりが池"は面積約30,000平方メートル、深さ15メートル、周囲631メートルの巨大な池です。(写真右上)運が良ければ、湖の周りでライチョウ(国の特別天然記念物)にも出会えるとのことで楽しみにしていたのですが、残念ながらこの日は出会うことができませんでした。

立山黒部アルペンルートの玄関口から約40分

休暇村リトリート安曇野ホテルは立山黒部アルペンルートの玄関口でもある扇沢駅から車で約40分。リニューアルを終えたばかりのピッカピカのホテルです。休暇村の中でも珍しいフリードリンクが楽しめるサロン(ラウンジ)が併設されたホテルとなっているので滞在中は好きな時に飲みものを楽しむことができます。サロンで提供している紅茶はオーガニックのもので、原産国はスリランカやエジプトなど、こだわり抜いたものが並んでいます。目覚めの一杯にはイングリッシュブレックファストをストレートで、就寝前にはリラックス効果のあるカモミールなど、気分に合わせてお楽しみください。
お部屋の様子も一部ご紹介します。ご覧くださいこの窓!額縁に入った画のような景色が素敵じゃないですか?
ホテルの中や外、随所に椅子やテーブル(たまにハンモックも)が設置されているのもこちらのホテルのポイントです。しかも、これがまたいちいち可愛い、、、ホテルを取り囲む周辺の雰囲気や風景も含めて街全体がひとつのアートでした。

ドライブの途中、カフェへ寄り道して一人でお茶をしていたところ、40歳くらいのお洒落なマダムが少しあとに入店してきました。マダムは常連さんのようで楽しそうにカフェのオーナーとおしゃべりしています。雰囲気がかっこいい方だなぁと思いながら一人で紅茶を飲んでいると、「あなたはどこから来たの?東京かな?今日は観光で?」とマダムが話しかけてくれました。かっこいいマダムに緊張しつつも「はい、初めて安曇野に来たんですが見たいところがたくさんあるのでどうしようかと今ここで作戦会議をしていまして、、、」と答えるとマダムはにっこり微笑みながら「ね!この街、本当に素敵よね!私も平日は東京で仕事していて週末だけこっちで過ごしてるの。この街に惚れちゃって数年前に家を買ってね。」と教えてくれました。それからマダム、オーナー、私の三人で私の旅の行先を決める作戦会議が始まりました。親切なお二人のお陰で迷っていた行先もサクッと決めることができました。

話しがひと段落したところで「いつか上高地にも行きたいんです」と私が話すと、ハイキング好きのマダムが「上高地もいいところよ!」と自分で撮った写真をたくさん見せてくれました。マダムの明るくてフレンドリーでハツラツとした笑顔と見せて頂いた絶景の数々は今でも鮮明に覚えています。思いがけない出会いもありとてもハッピーな一日でした。

マダムに聞いたおすすめ 華密恋の湯

マダムにおすすめして頂いた場所の中からみなさんにもご紹介します!そうです、こちらのブログは筆者が自分で見つけた場所以外にも、いいものに関しては受け売り情報もどんどんご紹介します。笑

地元の方々にも愛される施設で『八寿恵荘(YASUESOU)』といいます。こちらの施設のコンセプトは『肌と体に安心なものをつくって皆様のお役に立ちたい』だそうで施設内にあるお風呂がとてもいいのです。『華密恋の湯』というのですが、華密恋は”かみつれん”と読みます。カミツレというお花を使ったスキンケアブランドから生まれた施設なのですが、カミツレがなんの植物かわかりますか?
そうです!正解です!カミツレとはカモミール(ジャーマンカモミール)の和名です。カモミールはドイツで"Mother's herb "=母の薬草と呼ばれていて、植物療法がポピュラーなヨーロッパでは身近な薬草として親しまれています。先ほど紅茶の紹介でも少し取り上げましたが日本では薬草というイメージよりもカモミールティーなんかで目にする機会が多いですよね。母の薬草と呼ばれるようになった理由は、カモミールが赤ちゃんにも使える刺激のない安全な薬草であり(赤ちゃんもお母さんも双方の)気分を落ち着かせる効果もあることから呼ばれるようになりました。そんなカモミール(カミツレ)のエキスを入れたお湯に入ることができます。カモミールには保湿力があるのでこの時期気になる乾燥にも効果的です。

華密恋の湯

カモミールのポテンシャル(English)

その他 安曇野エリアに関するまとめブログはこちら

安曇野エリアで旅行計画をされる際には、ぜひこちらのアーカイブも併せてチェックしてみてください。旅の目的がグルメの場合は上の記事を、アートである場合は下の記事がおすすめです。食欲もアート欲もくすぐられる記事となっております。

心ときめくオトナの旅へ【信州・安曇野~グルメ編~】

心ときめくオトナの旅へ【信州・安曇野~アートと寄り道編~】

最後に

今回は日本にある海外のような景色とともに、その山麓に広がる豊かな街の様子をお届けさせて頂きました。大自然を目の前に深呼吸したり、気分に合わせてオーガニックの紅茶を愉しんだり、カミツレエキスたっぷりのお風呂に浸かってリラックスしたり、目にも身体にも優しい北アルプスエリアをぜひ五感で感じ、日常から離れた優しい世界をお楽しみください。
写真引用元:http://yasuesou.com/