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旅行記

2025.02.05

寒い冬こそ行きたい南国島旅~奄美大島編~

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スタッフ名:小田桐

暖かい気候を求めて、いざ南国へ!
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 まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。寒くなってくると暖かい場所(南国)がついつい恋しくなってしまいます。

 今回は東京(羽田)からたったの2時間30分で行けてしまう鹿児島県の奄美大島についてご紹介したいと思います。ところで、奄美大島といえばみなさんは何が思い浮かびますか?私はアマミノクロウサギのイメージしか持っていなかったのですが、今回初めて奄美大島へ行ってみて、グルメも観光も文化も魅力がいっぱいあるということを知ることができました。
 
冬でもアクティビティが楽しめる海
 冬でも水温が20度前後で温かい奄美大島の海。どうしてもやりたかったのがマリンアクティビティでした。
 
 今回は奄美空港から車で10分とアクセスのよい「マリンヴィレッジ奄美」さんにお世話になり、シュノーケリングを体験してきました。こちらでは他にもSUP、ウェイクボード、フライボードなど様々なアクティビティが用意されています。水着さえ用意をすれば、あとはウェットスーツやフィンなどの備品も全て現地で借りることができるので気軽にアクティビティが楽しめます。

 先ほどご紹介した通り、空港からもアクセスが非常にいいので、フライト到着後や帰省時のフライトまでの限られた時間でも楽しむことができるのも良かったです。
 
 今回はインストラクターさんにウミガメが現れるポイントまで連れてっていただきました。水族館でしか見たことのないウミガメが野生下で悠悠と泳ぎ、海藻を食べる姿にはとても感動しました。

マリンヴィレッジ奄美について

体を動かしたあとは地元の美味しいものを
 地元商店街の近くでふらっと入った食堂にてちょっと珍しい食材に出会いました。それは夜光貝のお刺身です。味も食感もアワビやサザエのような感じでコリコリと歯ごたえがあってとても美味しかったです。夜光貝は奄美近海ではよく獲れるため地元ではポピュラーな食材で、お刺身やバター焼きにして食べられているそうです。
 
 他にもパパイヤもずく、ハリセンボンのからあげ、黒豚の角煮、など普段なかなか目にすることのできないメニューがたくさん並んでいました。

 夜ごはんにとテイクアウトした奄美大島の郷土料理である鶏飯(けいはん)も美味しかったです。食べる直前にペットボトルに入っている鶏出汁をごはんの上からかけてお茶漬けのようにしていただきました。
 

奄美鶏飯と島料理の鳥しんについて

世界で唯一の泥染め大島紬
 世界三大織物のひとつに数えられる大島紬という織物がここ奄美大島の伝統工芸品となっています。素材は絹糸と泥だけという非常にシンプルでありながら、その伝統と技術は1300年以上にわたって地元で大切に受け継がれてきています。

 実際に制作過程を見学させていただいたのですが、簡単にいうとシャリンバイという植物を煮詰めて出てきたタンニン(成分)で絹糸を染めた後に、泥田に浸す作業を繰り返すことで染めていくという方法で、30~40以上もの工程を経て、美しい糸が出来上がるとのことでした。そして出来た糸を使って作る大島紬の文様は自然の草花がモチーフになることが多いそうです。

 売店では大島紬のシャツやストールなどの販売も行われていました。

大島紬村について

島外不出の奄美黒糖焼酎と蔵見学
 サトウキビから作った黒糖を使用し、ワイン樽の中で醸造される奄美黒糖焼酎は島内でのみ製造が許可されている珍しいお酒です。
 
 本来、黒糖が原料の場合は酒税法上洋酒のスピリッツに分類されてしまうため高い税率が課せられるのですが、島民の強い要望を受けた日本政府が、戦後復興の一環として奄美群島に限定した黒糖焼酎の製造を認めたという、希少性の高いお酒なのです。

 今回はそんな奄美黒糖焼酎の蔵見学を町田酒造さんでさせていただいました。焼酎は癖の強い飲み物というイメージがあったのですが、こちらの黒糖焼酎はすっきりしていて飲みやすく、これまでの焼酎のイメージがすっかり覆されました。
 蔵見学は1回60分(無料)ほどです。奄美空港からは車で30分ですので、蔵見学をして奄美大島の風土や文化を学び、お土産を購入する際などにもおすすめです。栃木出身で奄美大島への移住者としても知られる画家の田中一村の名画をボトルに起用した黒糖焼酎なども販売されていました。

町田酒造について

まとめ
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 今回は奄美大島のおすすめ観光スポットをご紹介しました。島内でのみ醸造される黒糖焼酎、世界唯一の泥染めである大島紬、など奄美大島でしかできない体験がたくさんあります。

 「世界唯一」といえば、鹿児島県指宿市の天然砂むし温泉も世界唯一です。休暇村指宿には広々とした砂むし温泉があり、スタッフが丁寧に案内してくれるので初めての方でも楽しむことができます。

 奄美大島の旅行もおすすめですが、旅程にゆとりのある方はぜひ指宿と奄美大島をセットで巡ってみてはいかがでしょうか。
 
最寄りの休暇村

休暇村指宿について