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2020.07.09

信州三年味噌使用の「味噌スイーツ」~お取り寄せのススメ2~

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スタッフ名:黒田

発酵大国ニッポン。歴史と伝統から生まれた味噌スイーツ
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日本は世界と比較して発酵食品の種類が豊富にあり「発酵大国」と言われています。気温や湿度など、発酵に適した気候に恵まれていることがその大きな理由と言えるでしょう。
なるほど、自分の生活を振り返ってみても溢れる発酵食品。
昨日の夕食を思い出してみると…鯖の味噌煮に使った、味噌、醤油、みりん、お酒。ワカメの酢の物にはお酢、鰹節。食後は日本酒(またはビール)、塩辛で一杯。
えぇ~!もう、発酵食品なしでは、生きていけない!

そんな、発酵食品におんぶにだっこな私たち。中でも「味噌」の存在は大きい。
定食屋に入ればご飯とお味噌汁はセット、当然ついてくる(ものと無意識のうちに思い込んでいる)。海外旅行に行って2、3日もすると「あぁ、味噌汁が飲みたいな」と、なる。それだけ生活に溶け込んでいるスーパーフードなのです。

前置きが長くなりました。。。
みんな大好き発酵食品、その代表格の「味噌」。全国各地にはその土地の風土が作り上げる味噌の味わいがあり、それが地域の食文化に与える影響は決して少なくありません。
その中でも、今回は信州にある「石井味噌」さんが作る三年味噌を使ったスイーツ『味噌バウムクーヘン』をご紹介します。
こだわりの「信州三年味噌」
味噌バウムクーヘンを開発、製造している「石井味噌」は、1868年創業の老舗中の老舗。その前年に大政奉還が起きたというとその歴史の長さを実感してもらえるのでは?
井桁の家紋の暖簾が目を引く入り口。
かっこいい!!
お味噌への並々ならぬこだわりは、材料へのこだわりでもあります。
味噌の原料となる大豆は国産100%で、欠かすことのできない水は名水百選にも認定される北アルプスからの湧水を使用しています。
こうじは選び抜かれたお米を丁寧に蒸して作られます。
大豆は大釜で煮上げられ、一晩放冷。
そうすることで、空気中の乳酸菌や酵母が表面にくっついて、天然味噌ならではの味を引き出してくれるんですって。
出ました!
大きな大きな杉桶。
そこに、大豆、こうじ、食塩を混ぜ合わせて仕込みます。
夏になると味噌は十分に発酵します。
その味噌を別の大桶に移し替えることで“天地返し”します。
春に仕込まれた味噌は、二寒二土(寒・土用)を超えて、しっかりと熟成されて、翌々年の3年目にやっと出来あがり。
はぁ~なんと息の長い工程。頭が下がります。
そうしてじっくりじっく~りと熟成した生みそは、乳酸菌と酵母が生きていて、だからこそ一層おいしい味噌ができるのです。
どうして味噌とバウムクーヘン?
食事の場面で口にすることが多い味噌なので、一見、スイーツ・おやつと結びつきにくい味噌。
けれど、菓子との歴史は古くから存在していて、千利休の時代には茶の湯とともに(味噌)松風や麩の焼きといった味噌風味のお菓子が普及したそうです。(画像はイメージです)
石井味噌の六代目がそんな歴史を学んでいたところ、偶然にもバームクーヘンの製造者と出会い(運命!?)、味噌バウムクーヘンが誕生しました。
パッケージもお味噌色。
MISOのO(オー)がバウムクーヘンになってる、
うふふ
バウムクーヘンの素材にだってこだわり満載
味噌バウムクーヘンで使用するのは、松本では最も大きな「会田養鶏場」で採卵された卵。会田養鶏場はアニマルウェルフェア(動物福祉)の考え方を大切に、平飼いで鶏を飼育しています。餌も抗生物質は使わない、遺伝子組み換え飼料は使わない、こだわりが詰まっています。
ちなみに、こちらの養鶏場は「たまごの駅」という直売所もやっています。
長野に足を運んだ際にはぜひ!
イートインもあり美味しい卵料理をいただくこともできますよ。
たまご天国~♡幸せ~♡
バウムクーヘンの素材へのこだわりはほかにもあります。
トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング)や乳化剤、保存料を使用しておらず、安心・安全。
そんなこだわりの材料に、信州三年味噌を練り込んで、しっとり柔らかに仕上げます。
改めて。
じゃーん。
これだけ職人さんのこだわりが詰まっているのだもの、
そりゃ美味しいわけです。
バウムクーヘン作りって、とてもデリケートで根気のいるお仕事なんです。
職人さんの腕の見せどころ。
ちょっと覗かせていただきました。
こうやって、一枚一枚、焼き付けていきます。
まさに時間をかけて重ねる年輪のよう!!
そう、バウムクーヘンは名実ともにバウム(木)クーヘン(ケーキ)なのです。
味噌バウムクーヘンの完成です。
後ろにも沢山!少し休ませてあげるのですね。

あのままかぶりついてしまいたい!!
そんな「味噌バウムクーヘン」が買えるのが、休暇村が運営するセレクトギフト「Qパック」。全国37か所の休暇村と、5か所の休暇村グループの宿が、北海道から九州までの地域のおいしいものを厳選し、お届けしています。
春夏版、秋冬版、年に2回発行されるこのギフトカタログは各休暇村で冊子を手に入れられるのはもちろん、webでも注文が可能。Web版にはカタログには掲載されていない超「旬」の商品も並ぶので、是非チェックを!すべて送料込みの価格なので、お得です。

休暇村のセレクトギフト”Qパック”

地域ならではの“食”に出会える
休暇村のセレクトギフト「Qパック」で取り扱っている商品をちょっとだけご紹介。
鮒寿司(滋賀県)
滋賀県が発祥の日本最古の寿司で、なんでも、奈良時代からあったそうな。琵琶湖で漁れた二ゴロブナを塩漬けにして、炊いた白米を重ねてさらに自然発酵させたものが鮒寿司です。
”スシ“と聞くと
「へいらっしゃい!何にしやしょう?」なんて言いながら、大将が握ったばかりのお寿司を頬張る…
そんな想像する方が大多数と思います。
そのイメージ、いったん取っ払ってください。
初めての方は特に、そのギャップにびっくりするはず。ビジュアルも香りも味も、思ってたんと違う!!って。
味はというと、チーズやヨーグルトに近い乳製品を発酵させたような味わい。
初めこそ衝撃すらあれ、おや?これって、お酒に合うやつ!!
地元ではスライスしてそのままいただいたり、お茶漬けにしたり、様々な調理法でいただくそうです。
得意不得意はあると思いますが(個人見解)、百聞は一見に如かず、お試しあれ。
南高梅の梅干し(和歌山県)
あ、想像しただけで口の中がじわぁ〜っと(笑)。
言わずもがなの国民食梅干し。梅を丁寧に洗って塩で漬け、赤紫蘇を入れて、干して、また漬けて。最近ではこの工程も楽しみながら自家製チャレンジする方も増えていますね。
梅は全国各地で栽培されていますが、中でも和歌山県の“南高梅”は最高級ブランドで、皮が薄く果肉が厚いのが特徴。
小包装になった高級感漂う梅干し。
梅干しの概念、変わります。
梅干し界のヒエラルキーでいったら、間違いなくトップ集団にいる梅干しさん達です。
ブランド梅の木箱入りですもの!
ほっぺがきゅぅ〜っとなるようなTHE梅干しもいいですが、個人的にはハチミツ入りの方が好きです。
酸味もありながらハチミツがそれをまぁるくしてくれ、まるでお出汁をいただいているような、ふんわりとあとを引きます。
梅干しをチクチクとお箸でほどきながら、
合間合間でお茶をずいっと。至福のひととき。
渋い、渋すぎる。
ご飯のお供にもってこいなのは100%承知ですが、「お供」なんて扱いが悲しい!!
そのものを味わっていただきたいのです。
ベーコン
忘れちゃいけない、肉!!お肉にも発酵の力を借りて美味しさを増したものがありますよね~。
そう、ベーコン。簡単に言うと、塩漬けした豚バラ肉を燻製にしたもの。(おまけ→ベーコンの親戚のようなサラミは挽き肉を腸詰にして乾燥させ、燻製したもの)
~「のまま」のソーセージセット~
Qパックでも商品を取り扱っている「のまま」さんは、能登半島にある手作りソーセージ工房。創業60年の精肉店の店主さんの確かな目で選び抜いた能登豚、珠洲海水塩を使い、能登半島の食材にこだわって、本格ドイツ製法で手作りしています。
 
あぁ、このベーコンやハムを
こんがり焼いたら美味しいんだなぁ~。
あぁ、ソーセージもいいなぁ。
流行りのスキレットなら、焦げ目も良い具合につくんですよね。
ここはこだわって、粒マスタードをちょこんとのせて食べたいな。
なんて、気持ちを知ってか知らずか、このセットにはのままさんおすすめの粒マスタードが付いてきます。
なんとも、この心遣いが憎いです。
誰か~、キンキンに冷えた泡の出るヤツ持ってきて~!!
地元ならではのもの、その土地のおいしいものが、今や自宅に届くなんて本当に嬉しい!!

休暇村のセレクトギフト”Qパック”

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