2022年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。時代的には10年前の大河ドラマ「平清盛」の続きという感じです。これまではあまりスポットを浴びることがなかった北条義時が主人公で、小栗旬が演じると聞き楽しみにしていました。日本の歴史上、朝廷と戦い勝利したのは、承久の乱の北条義時だけです。
源氏の将軍は、源頼朝から源頼家、源実朝で途絶えますが、謎の多い3代の源氏将軍の死に、北条義時がどのようにかかわりを持ったと描かれるのかも興味があります。
12月からはNHKオンデマンド「平清盛」の配信もスタートし、こちらも楽しんでいます。
伊豆の国市と休暇村富士、休暇村南伊豆
北条の里があるのは、かつて韮山町(にらやまちょう)と言われていた地域で、現在は伊豆の国市となっています。北条氏はこの地域の小さな武士団だったようです。
平治の乱で、源頼朝の父である源義朝が、平清盛に敗れ平家の時代が訪れます。源頼朝には、2人の異母兄がいましたが、この平治の乱で、長男の源義平は処刑、次男の源朝長は負傷により命を落としています。三男で正室の子である源頼朝が「処刑されなかったこと」「この地に流されたこと」という2つの偶然?により、この場所は、日本の歴史が劇的に変わる舞台となりました。鎌倉幕府から江戸幕府まで続く、武家政権時代がスタートした場所です。
伊豆の国市は伊豆半島の入口にあり、静岡県にある二つの休暇村、休暇村富士と休暇村南伊豆のほぼ中間地点です。富士と南伊豆に宿泊し、移動途中に立ち寄ってみて下さい。
北条の里 伊豆の国散歩
源頼朝配流の地、蛭ケ小島
蛭ケ小島に立つ源頼朝と北条政子の像。美しい田園風景と富士山。
源頼朝の流刑地と伝わる蛭ケ小島と北条政子のいた北条邸までは、現在の地形でで徒歩で1.6km19分という近さです。蛭ケ小島はこの時代、川の中洲など小さな島のような場所だったのかもしれません。
蛭ケ小島前の歩道
平氏から源氏、そして北条氏の時代にいたる、公家社会から武家社会への歴史を振り返りながら、歩くことができます。北条義時は、この家系図で言えば(2)、2代執権ということになります。
北条氏ゆかりの場所
伊豆箱根鉄道の韮山駅から、北条氏ゆかり場所をめぐる散歩が楽しめます。
・北条氏邸 ・北条義時夫妻墓所 ・北条政子産湯之井戸 ・北条義時邸
・北条時政墓 ・願成就院 ・眞珠院 ・北條寺 ・蛭ヶ小島
願成就院
鎌倉幕府初代執権北条時政が、娘婿の源頼朝の、奥州藤原氏と奥州合戦の戦勝祈願のため建立。
願成就院
国宝に指定されている天才仏師運慶作の仏像5躯を目の前で見ることができます。
守山八幡宮
源頼朝が挙兵し戦勝祈願をして出陣したと言われる神社です。願成就院の裏にあります。
眞珠院
新垣結衣が演じる、八重姫の供養堂があります。
八重姫入水の地
頼朝を慕って伊東から山を越え北条館を訪れた八重姫は、頼朝の心変わりを知り、この寺の前にある真珠ケ渕に身を投じたと言われています。
北条氏と後北条氏
上の地図にある韮山城跡は、戦国時代に伊勢宗瑞(通称:北条早雲)が、伊豆に進出し平定した後、本城としたお城です。宗瑞の死後、2代目氏綱は、北条氏と改姓し、小田原城に拠点を移しました。北条と言えば、戦国時代の北条早雲や豊臣秀吉の小田原攻めの北条氏を思い浮かべる方もいると思いますが、鎌倉時代の北条氏と、戦国大名の北条氏(後北条氏)にはつながりはありません。
鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館
伊豆箱根鉄道韮山駅から徒歩5分の韮山時代劇場内に大河ドラマ館がオープンします。
開館期間 令和4年1月15日(土) ~ 令和5年1月15日(日) ≪予定≫
市内ロケを中心としたメイキング映像の上映、ストーリーやキャスト紹介パネル等の展示、大河ドラマの世界観を存分に体験できる施設のようです。
「鎌倉殿の13人」 伊豆の国大河ドラマ館
世界遺産 韮山反射炉
「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されています。なんと保存修理工事期間でした。すでに工事は終わっているようです。
伊豆の国市 韮山反射炉
伊豆パノラマパーク
今は、伊豆の国市で一番人気の人気スポットかもしれません。
伊豆パノラマパーク ホームページ
いちご
いちご狩りでも有名な伊豆の国市。写真はいちごプラザの人気商品いちご大福です。
特に、江間エリアは「いちご」というイメージです。
北条時政の次男で、北条家を継ぐ立場ではなかった北条義時は、江間地方を所領として与えられていた時代があり、所領の名を冠し「江間小四郎義時」と名乗っていました。
いちごプラザ
伊豆最大!いちごのテーマパーク 江間いちご狩りセンター
伊豆の国を舞台にしたブログ
無二の天才仏師「運慶の真作」が伊豆の国に
最寄りの休暇村は
休暇村富士
休暇村南伊豆