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2025.01.30

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普段は立ち入れない神域へ行ける神秘ウォークが今年も開催!

スタッフ:中村

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日本三名瀑のひとつである「那智の滝」。


その上流の那智原始林は神聖な領域とされているため普段は立ち入りが禁止されています。


そんな那智山中には、他にも60余の多くの滝があり、古くから那智四十八滝を巡る修行が行われてきました。


実はあの有名な那智の滝は、「那智一の滝」で、その上流には「二の滝」、「三の滝」があります。


「二の滝」「三の滝」も神域にあるため普段は行くことができませんが、そんな神域に行けるイベント「神秘ウォーク」が今年も開催されることになりました!

神秘ウォークとは

神秘ウォークとは、2月から6月の期間限定で行われるウォークツアーで、ガイド料と、熊野那智大社での正式参拝初穂料を納めることで、普段は立ち入ることのできない那智原始林の神域内にある二の滝、三の滝へ行くことができるとても貴重なツアーとなっています。


ガイド料金は1グループあたり定員10名様で、1名~5名様まではガイド料9,000円、6名~10名様まではガイド料12,000円、11名様以上の場合は、2グループ以上の扱いとなります。


そして、神秘ウォークを実施するにあたり、熊野那智大社での正式参拝が必要となるため、別途で1名~5名様までが5,000円以上、6名~20名様が10,000円以上を納める必要があります。(21名以上の場合、1名につき+500円となります)
※正式参拝料金は直接、熊野那智大社様にお納めください。


ツアー出発可能時間は、8時~13時頃まで(最終の集合時間は13時です。)、ツアー所要時間(目安)は約4~5時間、参加条件は小学校高学年以上で健脚の方となっています。

詳しくは下記那智勝浦観光サイトをご覧ください。

実際に参加してきました!

ここからは神秘ウォークの今年度開催に先駆けて行われた、ガイドさんによる下見会に参加した時の様子をお伝えしていこうと思います。

いざ入山

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熊野那智大社でのご祈祷を終えて、神域へと入っていきます。


実際のツアーでは、正式参拝で巫女舞なども行われます。

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掘割までは上り坂が続きます(写真は帰りに撮影したものです)。

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掘割を超えると下り坂になり、途中から沢に向けて一気に降りていきます。

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沢の手前はかなり急な階段となり、行きは下りなのでいいですが、帰りの上りでは少し息が上がるほどでした。

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沢に降りるとそこにはゴツゴツした岩がたくさん転がっており、二の滝までは沢に沿って進んでいきます。

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途中4ヶ所ほど沢を渡る箇所もあり、中には岩の上に板をかけてそこを渡るところもあります。


ガイドの方が動かないか安全を確かめてくださってはいますが、人が一人通れる分の広さしかない板の上を渡るのはかなりスリルがあります。

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他の箇所も、水面から出ている岩を渡っていくだけなので、その日の水量によって渡る難易度がかなり変わってきます。

ついに二の滝に…

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そして、那智大社を出て約1時間…


ついに「二の滝」にたどり着きました!


普段は絶対に入ることができない神域にあるこの滝はとても美しく、感動すること間違いありません!


落差は23メートルで、大きく広がった滝つぼは扇ヶ淵とも呼ばれています。


二の滝だけでも十分満足は出来ますが、神秘ウォークはこれだけでは終わりません。


ここからさらに奥地にある三の滝へと足を進めて行きます。

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いきなり待ち構えているのは急な上り坂…


一瞬で体力が奪われ、感動から地獄へと変わりました笑

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振り返ると滝つぼがあんなに下に…


上から見下ろすとエメラルドグリーンに見えていますね。

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急な坂を上りきると一度平坦になり、そこから再び沢へ向かって降りていきます。

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二の滝から三の滝へ行く途中の沢沿いを歩く区間はとても険しく、岩の窪みに足をかけながら通るような場所もあるため、油断したら滑って水に落ちてしまいます。


上の写真はまだ撮影する余裕があるような場所なので、もっと通りづらい箇所がいくつもあります。

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そしてそんな難所を通り抜けた先にあるのが…

ようやくたどり着いた三の滝

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「三の滝」です!


落差は15メートルで、二の滝とは違った美しさがあります。


那智大社から約1時間15分、那智山内を上り下りしたり、落ちないかスリルを味わいながら沢を渡ったりしてから見る滝は一味違います。


この日はかなり水量も少なく迫力に欠けてしまっていましたが、本来三の滝は横幅があるので水量が多ければ二の滝よりも迫力があるそうです!


二の滝も三の滝もどちらもとても神秘的で、いくらでも見ていられる雰囲気がありました。


三の滝を見終わったら来た道を引き返し、ツアーでは一の滝(那智の滝)へと向かいます。

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上の写真は水量が多い別日に撮ったものですが、落差が133メートルもあると迫力は桁違いです。


那智の滝を見終わると神秘ウォークのツアーは終了し、解散となります。

まとめ

神秘ウォークの様子は伝わりましたでしょうか。


今回紹介した写真はツアーのほんの一部でしかありません。


滝を見たときの感動とその迫力は実際に目にしたときにしか感じられないものなので、皆様にも是非参加していただければなと思います。


ただ、紹介した通り簡単に行ける場所ではなく、急な坂や沢を渡る箇所などもあり、ある程度の体力は必要になってきますのでご注意ください。


那智大社での正式参拝を含めたツアー全体の所要時間は約5時間。そのうち歩行時間は約3時間半あり、距離にして約5キロ、高低差は約100メートルとなります。


参加に必要な持ち物は、かばんはハンズフリーにするためリュックで、靴も滑りにくく履き慣れたものである必要があります。


また、岩場や木を掴むために手袋も必須となります。


その他飲料・行動食と、沢で濡れることがあるので必要に応じて着替えなどもご用意ください。


なお、天候によっては事前の中止や、出発後に引き返す場合もあります。


料金や服装などの詳しい説明と、ツアーに参加するための申込書は下記「那智勝浦観光サイト」よりご確認ください。

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なかなか大変ではありますが、神域に入れる機会はありませんし、滝を見た時の感動は忘れられないものになるかと思いますので、気になった方は神秘ウォークに参加してみてはいかがでしょうか。

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