『AOIMONO』Yusaku Matsumoto写真展
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スタッフ名:休暇村支笏湖
『AOIMONO』Yusaku Matsumoto写真展
休暇村支笏湖に隣接する園地及び休暇村館内で写真家の松本雄作氏による写真展を開催いたします。
『アオイモノ、それは私の感動を言語化したものだ』との言葉通り、北海道の美しい情景が“アオイモノ”として表現された作品群をお楽しみください。
2025年6月14日(土)~29日(日) 開催時間/8時~16時 入場無料
会場:休暇村支笏湖 館内及び園地(雨天時は屋内にて実施)
展示期間中は、様々な体験プログラムもございます。
~体験プログラム~
◆『AOIMONO-写真家Yusaku Matsumotoによるトークライブ』
6月14日(土)、6月28日(土)の14:00~14:45(45分間)
物語が込められた作品や「アオ」のことを中心に、松本氏と写真の変遷についてお話しいただきます。
□場所:休暇村支笏湖2F広間
◆『いい写真とは!?初心者向け』
6月14日(土)、6月21日(土)、6月28日(土)の15:00~16:00(60分間)
松本氏による写真教室を行います。写真についての考え方、上手な写真と良い写真、また撮影技法や表現性について学べます。
□場所 :2F広間で講義30分、外に出て(園地)撮影30分
□持ち物:カメラ(スマホやガラケーのカメラもOK)
□定員 :20名(前日までに休暇村支笏湖にお電話にてご予約ください)
◆『AOを探しに~支笏湖フォトウォーク』
6月14日(土)、6月21日(土)、6月28日(土)の16:00~16:30
みんなでカメラを持って集まり、散策しながら楽しく写真を撮ってみませんか?
自分では気づかない世界の見え方を知るフォトウォークです。
□場所 :園地
□持ち物:カメラ(スマホやガラケーのカメラもOK)
□定員 :20名(前日までに休暇村支笏湖にお電話にてご予約ください)
以上の体験プログラムを予定しております。
なお天候や諸事情によりやむを得ず中止する場合がございます。あらかじめご了承ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
Yusaku Matsumoto
福岡県出身 北海道千歳市在住
2005年 福岡県立新宮高等学校卒業
2009年 明治大学政治経済学部卒業
日本各地を巡る旅を経て、京都府京都市に定住していたが、
北海道の壮大な景色と近く感じる青空に魅了され、2023年2月に移住を果たす。
写真は青色を基調とした作品が多く、まるでその場に立ち、風や音、動物の息遣いを
感じるかのような錯覚を覚えることで定評がある。
また作品名や作品に添えられた物語は独特な表現性があり、短文小説を思い起こさせる。
受賞歴
2025年 Nikon Creators 2024 color
2024年 第7回北海道撮影ポイントランキング 年間準GP
2023年 みんなに伝えたい「しべつ」の魅力 入賞
2022年「港の風景」フォトコンテスト 入選
◆AOIMONO –アオイモノに想いを寄せて-
幼少期を沖縄で、少年期は福岡。そして大学から上京。日本各地を周り、京都に七年居住した。そして2023年。北海道に移住した。なんともせわしい人生だと、我ながら思う。
中学時代、自宅のタンスにあったカメラを持ち出し、家族を映した。モニターをみると、裸眼の私には見えない細やかな表現がそこにあって感動したことを覚えている。高校生活はろくに登校していなかった。部屋の窓からみる玄界灘と空を映しては、両親にばれない様に泣く泣く写真を消して、元の場所に戻した。「写ルンです」を手にしたときは嬉しかった。眼の悪い私がファインダーという小さな窓に左目を押し付けてみる世界は濁ってみえて、うまくいかない青春時代を投影しているかのようだった。色に例えるならば群青色だ。L版の世界に生きている感覚は、今でも忘れない。
アオイモノ、それは、私の感動を言語化したものだ。この世界は、視覚的に「あおいろ」で満ち溢れている。それだけでなく、前述のように、青春といった人の心情を表す言葉もある。しかし私は、青春を取り戻すために、作品を創作しているのではない。
世界基準の時間軸に従ってファインダーに映し、そして写し出したそれらの数々は、私の「青天白日」を掲げたものだ。偽りのない、しかしどこかドラマじみた言葉を添えて生み出した作品たち。ひとつひとつに込められた北海道の情景を、美しい森のなかで、是非とも楽しんでいただきたい。
松本雄作