クリスマスが終わり、年末~新年に向けてテレビやお店が慌しくなるこの時期の雰囲気が何故か好きな中山です。
前回は冬に咲く赤い花のサザンカをご紹介しましたが、今回は冬に咲く白い花、スイセンをご紹介します!
冬に咲く、と書きましたがこの時期に咲くのは、日本に群生するニホンズイセンが早咲きだからなんです(笑)
原産地域のヨーロッパでは4月頃に咲く春の花なんですよ。
ニホンズイセンには面白いところがあって、花を咲かせるのですが種子は出来ないんです。
元々のスイセンは種子が出来るのですが、ニホンズイセンは染色体の倍体数が変化して3倍体になっています。3倍体になると種子が出来なくなってしまいます(実は以前ご紹介したヒガンバナも3倍体です)。
球根でしか増えないのに、多大なエネルギーを消費して花を咲かせるメリットは、人が楽しむ以外にはありませんよね(笑)
人が手を加えず、長い時間が経てばもしかしたら花が咲かなくなるのかもしれませんね・・・