木の葉のゆりかご 志賀島の自然をたっぷり(3)
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スタッフ名:中山
そろそろ何か面白い虫が出てきてはいないかと休暇村園地で下ばかり見て歩いていると・・・
こんな物を見つけました!
葉っぱが器用に巻かれています。
コレをご存じの方は、中々の虫好きです♪
手に持つとこれくらいの大きさ。
注目して探さないと目につきません。
さて・・・これは一体何でしょうか?
正解は・・・
オトシブミ(昆虫)のゆりかごでした!
実はこの中には卵が入っており、卵を守るシェルターとしても役立ちますし、葉は幼虫の餌にもなるんです。
まさにゆりかご!
ちなみに成虫がこちら!
1cmにも満たないような小さな体ですが、自分の体よりはるかに大きな葉を巻いて、ゆりかごを作ります。
近くで葉に付いたゆりかごも見つけました。
葉の付け根を両端から主脈まで歯で切り、それから丸めていってゆりかごを作ります。
その後主脈を切り落とすのですが、時折こうやってそのままの場合もあります。
この習性から来た、オトシブミ(落とし文)という名前もロマンチックなこの虫。
是非探してみてはいかがでしょうか?
切り取られた葉や、葉についたゆりかごを見つけたら近くにいる可能性大です!