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2020.05.29

星空散歩と朝さんぽ(2)北斗七星は熊の尻尾?

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スタッフ名:中山

湿度の高い日が多くなってきて、いよいよ夏の足音が聞こえてきました!
今回は春夏に観察しやすい北斗七星をご紹介します♪
皆様ご存知の北斗七星、ひしゃくの形で明るいので、見つけやすい星の並びですね。
一年中見ることが出来ますが、春~夏に高い位置に登り、観察しやすくなります。
そんな北斗七星、とある星座の一部だということはご存知でしょうか?
その星座とは「おおぐま座」です。
下図(アストロノーツより引用)をご覧頂くと分かりやすいですが、実は北斗七星はおおぐま座の背中と尻尾だったのです!

そして、北斗七星のひしゃくの先端をおよそ5倍ほど伸ばした先にある「北極星(ポラリス)」も、実は「こぐま座」という星座の尻尾の先端なんです!
あまり知られていませんが、こぐま座にも北斗七星に似た星の並びがあります。
「小北斗七星」と呼ばれ北斗七星ほど明るくはないのですが、星が綺麗に見える環境だと見間違えてしまうことも。。。
画像1
これらの星座の元になった大熊と小熊には神話があるのでご紹介します!


狩猟の女神アルテミスの侍女にカリストという女性がいました。
神々の王であるゼウスはカリストを気に入り、やがてカリストはゼウスとの間に男の子アルカスを授かります。
しかしゼウスの正妻ヘラは、ゼウスの子を産んだカリストを憎み、カリストの姿を大熊に変えてしまいます。

それから数十年経ち、アルカスは猟師に育てられて、狩りの名手になっていました。
ある時、アルカスは森で大熊(母であるカリスト)に出会いますが、 その大熊は両腕を振りかざしてアルカスに向かって来ます。
息子に会えた喜びで近づいてくる自分の母親だとは知らず、アルカスは大熊に槍を投げつけます。
槍が打ち込まれるその瞬間、ゼウスは突風を起こし、アルカスの姿を小熊に変え、天に上げて2人を星座にしました。


・・・という泣ける(?)親子のお話です。
おおぐま座の後を追うようにこぐま座があるのも納得の神話ですね!
星空観察会は昨今の状況を踏まえ、朝のさんぽ会同様、天候不良の場合を除き先着15名様で実施中です!春夏は20時開始です!
移動中や観察中は密をさけて少し間隔をあけていただいていますが、
ポータブルマイクを使って、しっかり聞こえるように説明しますのでご安心ください♪
参加ご希望の方は、事前にお気軽にスタッフまでお声がけ下さい♪

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