市民が守り伝えるヴォーリズ建築「旧八幡郵便局」
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スタッフ名:西館 端
当館から車で約15分。仲屋町にある「旧八幡郵便局」は大正10年に建てられた建物です。ヴォーリズ建築の特色でもある優美なアーチのついた入口がとてもおしゃれな郵便局です。
現在では地元の保護団体「一粒の会」により管理運営されています。土日のみの公開となっていますが、無料となっておりどなたでも気軽にご覧になれます。入ると中は広く、重厚なカウンターがお出迎え。真っ白な漆喰天井から丸い電球が下がっていて、レトロ感がありつつもとても可愛らしいかったです。
そして奥にはピアノが設置されているのですが、なんとこのピアノ誰でも弾くことができます。訪れた記念に一曲弾いてみるのもいいかもしれませんね。そしてそのピアノのとなりには昔の電話がございます。ドラマなどでしかお目にかかれない歴史的なもの。思わず手に取ってみたくなりますがそこは皆さん我慢してくださいね。
ちなみにピアノの上には大正13年の近江八幡市内の電話番号表が展示されています。これを見ると電話番号の持ち主がとても少なく、かつ番号の桁数も小さいのに驚きです。今と違い電話は非常に希少なものだったのでしょうねえ。
市民の歴史に触れられる旧八幡郵便局。皆さまも機会がありましたらぜひたずねてみてください。
| 住所 |
近江八幡市仲屋町中8 |
| 営業時間 |
土曜・日曜日の11時~17時 |
| 定休日 |
月曜~金曜日。祝日。 |