夏越の大祓
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スタッフ名:西館 前田
皆様、こんにちは。早いもので今年の半分が終わろうとしています。お元気にお過ごしでしょうか。
先日、多賀大社で夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の儀式の一つである茅の輪(ちのわ)くぐりをしてきました。
夏越の大祓とは、知らず知らずのうちについた心身のけがれ、罪や過ちを祓い清める神事のことです。
由来は、年に2回、6月と12月の晦日に行われる神事「大祓」にあり、この時期になると全国の多くの神社では、「大祓式」がおこなわれます。
大祓とは、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)をルーツとする神事で、心身の穢れや厄災を祓い清める儀式でした。明治ごろに、この夏越の祓が全国の神社に広がり、現在でも執り行われています。
茅の輪とは、とがった葉に魔除けの効果があると古来から信じられてきたチガヤで作られ、人がかがまずにくぐれるほど大きな輪のことで、これをくぐることでけがれを祓い無病息災を祈るのです。
くぐり方は神社それぞれの作法があるそうです。ここでは多賀大社のやり方をご説明いたします。
唱え言葉を言いながら行う。
「水無月の夏越の祓ひする人は千歳の命延ぶといふなり」
①正面にて一礼。茅の輪をくぐり左へ回る。
②正面に至り一礼。茅の輪をくぐり、右へ回る。
③正面に至り一礼。もう一度くぐり、そのまま社殿へ進み参拝。
多賀大社は周辺にお店が多く、お参りついでにぶらぶらするのも楽しいです。門前には糸切り餅という有名なお菓子も売られていて、素朴でおいしいです。
皆様、半年間の厄を落としに行ってみられてはいかがでしょうか?
なお、多賀大社では6月30日の午後3時から、この神事の元となる夏越の大祓が斎行されます。
多賀大社
〒522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀604番地
TEL 0749-48-1101
FAX 0749-48-1105
休暇村から車で約四十分
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